土木学会誌1月号モニター回答

「知能材料」ではかる

 私は自然災害を扱っていますが、このような最大値のみを扱う測定項目があります。研究を進める上で、安価で確実となのは願ったり叶ったりで、こうした計測に関する記事は非常に参考になります。
(鳥取大学大学院 多田泰之)

 何のための計測で、どのようなデータを必要とし、その結果をどのように利用していくか。その点を明確にせず、実施した計測は、次への展開がわからないままに、事後のデータ整理にものすごい時間と労力を要し、まとめた結果はお粗末なものであるということがある。経時変化が必要な計測は多いが、最大応力がわかればよいという計測も多いはずである。このような計測においてはこのTRIP鋼は今後、非常に有効な材料となるであろう。
(戸田建設(株) 小林 修)

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