土木学会誌
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「3次元FEM解析の鋼橋設計への適用に関する研究小委員会報告会」開催のご案内
行事コード:7028/行事略称:3D-FEM講習会

現行の鋼橋の設計で用いられている解析手法は、はり理論や格子桁 理論をもとにしています。これらの解析法では、計算の簡便性も重視さ れ、多くの仮定が用いられており、解析精度は必ずしも高くなく、実橋 で計測された応力値が設計時の値を大きく下回ることも珍しくありませ ん。
一方、近年のコンピュータ技術の進歩は目覚しく、はり理論や格子 桁理論に基づく解析法が開発された数十年前に比べると、コンピュー タの利用環境は著しく改善されており、10数万程度の有限要素を用い た構造解析であれば、容易に実施できる環境が整っています。
このような観点から、本研究小委員会では、3次元有限要素解析を ベースとした設計法の開発を検討しました。本講座では、有限要素法 に関する基礎知識を習得していただくとともに、有限要素法を用いた 設計法の留意事項について最新の研究事例を紹介します。
鋼橋の設計に有限要素法を積極的に活用したい方、通常のはり理論 ベースの構造解析では解くことができない課題で悩まれている方など、 ふるってご参加ください。

主   催  :  土木学会(担当:鋼構造委員会3次元FEM解析の鋼橋設計への適用に関する研究小委員会)
日   時  :  2007年7月26日(木)13:00〜17:00
場   所  :  土木学会講堂
東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
参 加 費  :  正会員6,000円、非会員7,000円、学生3,000円(テキスト代含む)
定   員  :  80名程度
申込方法
学会誌綴込みもしくは土木学会ホームページ内(http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部行事参加申込書」に参加者お一人につき1枚で必要事項をご記入のうえ(特に行事コード番号)「参加申込先」までお申込みください。申込書到着後10日前後に折返し「参加券」 をお送りいたします。
※申込みに関してのお願い
(1) 申込み締切日前に定員に達している場合がございますのでご了承ください。なお、締切日以降の事前受付はいたしません。ただし、定員に余裕がある場合は、行事当日に会場で受付いたします。
(2) お申込み後、キャンセルをされる場合、開催日の1週間前までに「問合先」にご連絡ください。ご連絡がない場合、参加費を徴収させていただきますのでご了承ください。
(3)お申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりますのでお断りいたします。
(4)テキストのみご希望の場合は、行事終了後に出版事業課までお問合せください。
申込期限  :  2007年7月12日(木)
問合せ先  :  土木学会研究事業課 佐々木
E-mail:ssk@jsce.or.jp/TEL:03-3355-3559
詳  細  :  http://www.jsce.or.jp/journal/
プログラム
13:00〜13:10 開会の挨拶
山口栄輝(3次元FEM解析の鋼橋設計への
適用に関する研究小委員会委員長)
13:10〜13:45 FEMの基礎と鋼橋のモデル化
岩崎英治(長岡技術科学大学)
13:45〜14:20 設計における局所応力の取り扱い
小西拓洋(東京工業大学)
14:20〜14:30 《休 憩》
14:30〜15:05 ずれ止め周辺の局所的挙動
和内博樹(伊藤忠テクノソリューションズ)
15:05〜15:40 合成桁中間支点部の設計法に関する検討
奥井義昭(埼玉大学)
15:40〜15:50 《休 憩》
15:50〜16:25 新形式形鋼橋梁の斜角に対する検討
水上繁樹(新日鉄エンジニアリング)
16:25〜17:00 鋼橋設計の現状と今後
稲葉尚文(高速道路総合技術研究所)
17:00〜17:10 閉会の挨拶
 

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