土木学会誌
行事本部

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「第15回土木学会による実務者のための耐震設計入門」
平成18年度東京セミナー開催のご案内
行事コード:6040/行事略称:耐震入門セミナー

土木学会地震工学委員会の地震防災技術普及小委員会では「阪神・ 淡路大震災の教訓」を活かして、わが国の耐震防災に関する技術水準を高めていくために、耐震の専門家だけでなく、第一線で活躍される 設計実務者にも広く地震防災技術を普及することが急務であると考え ております。その一環として、比較的経験の少ない若手技術者を対象 に耐震設計技術の体系的かつ本質的な理解を目指したセミナーを企画 し、平成10年度より開催して多数の参加をいただいております。
本年度は、11月7日、8日に東京で下記のように開催いたします。ま た12月12日は京都で開催する予定です。内容は次の4項目を骨子とし ています。
(1)耐震設計の変遷、位置づけなどの概要の理解
(2)ものの揺れ方、設計地震動、地盤の動的特性などの設計に関わる基本事項の理解
(3)地上、地下、基礎の各種土木構造物の耐震設計法の理解
(4)実務設計における入力、応答値の不確実性および対処方法
さらに特別講演の「構造物の破壊の予測」、「コンクリート構造物の耐 震補強技術」において解析シミュレーション、実験などの興味ある事例 を紹介する予定です。
講師は大学、コンサルタント、建設会社の第一線で活躍されている 方々で、若手技術者の先輩に当たる陣容を予定しております。一方通 行になりがちな「講習会」ではなく、若手技術者が基本的な知識をじっ くり修得できる「セミナー」形式としました。
東海、東南海、そして南海地震などの巨大地震、また首都直下地震 の切迫性も指摘され、これに対する対策検討も進められています。こ のような現状を踏まえ、地震災害の軽減に向けて、道路・鉄道・地下 鉄・港湾施設などの土木構造物や上下水道、電力、ガスなどライフラ インの設計に携わる技術者各位の積極的な参加を期待しております。 ふるってご応募くださいますようご案内いたします。
主   催  :  土木学会(担当:地震工学委員会地震防災技術普及小委員会)
日   時  :  2006年11月7日(火)・8日(水)(2日間、両日共9:00〜19:00)
場   所  :  土木会館講堂/東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
内容および予定講師−−耐震設計に必要な以下の項目
(各テーマとも講義70分、質問10分)
(1)耐震設計の動向:中村晋(日本大学)
(2)ものの揺れ方:室野剛隆(鉄道総合技術研究所)
(3)設計地震動:池田隆明(飛島建設)
(4)地盤の振動・動的物性:福武毅芳(清水建設)
(5)地上構造物の耐震設計法:藤田亮一(日本技術開発)
(6)地中構造物の耐震設計法:大竹省吾(オリエンタルコンサルタンツ)
(7)基礎の耐震設計法:小阪拓哉(中央復建コンサルタンツ)
(8)不確実性を考慮した耐震設計法:中村晋(日本大学)
(9)特別セミナー
A:構造物の破壊の予測:目黒公郎(東京大学)
B:コンクリート構造物の耐震補強技術:岡野素之(大林組)
定   員  :  60名
参 加 費  :  正会員18,000円、非会員20,000円、学生会員13,000円(テキスト代3,000円を含む、宿泊、昼食代、交通費は含まず)
申込方法  :  学会誌綴込みの「本部行事参加申込書」に所定項目(特に行事コード番号)を明記のうえ、研究事業課宛ま でFAXでお申込みください。申込書が到着後、10日前後で折返し「参加券」をお送りいたします。
申込締切日  :  2006年10月27日(金)【必着】
申込みに関してお願い
(1)申込締切日前に定員に達している場合がございますのであらかじめご了承ください。なお、締切日以降の事前受付はいたしません。 ただし、定員に余裕がある場合のみ、行事当日に会場にて受付いたします。
(2)お申込み後、やむを得ずキャンセルをされる場合は、必ず開催日の5日前(土・日・祝祭日を含まず)までに研究事業課宛ご連絡く ださい。ご連絡がない場合は、参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください。
(3)申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りいたします。
(4)テキストのみのご希望の場合は、行事終了後に事務局販売係までお問合せください。
問 合 先  :  土木学会事務局研究事業課 今村玲子
TEL:03-3355-3559/E-mail:imamura@jsce.or.jp

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