土木学会誌
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鋼構造委員会「木橋の高度化技術研究小委員会」委員の公募

土木学会鋼構造委員会では以下の研究小委員会を設置いたします。 この小委員会の活動に参加いただける方を公募します。小委員会の目的および活動内容は以下の通りです。

委員会名称
木橋の高度化技術研究小委員会
委員長:平沢秀之(函館工業高等専門学校)
副委員長:佐々木貴信(秋田県立大学)
幹事長:渡辺浩(熊本大学)
背景と目的
わが国における木橋技術に関する学術研究組織として、土木学会 に「木橋技術小委員会」が1998(平成10)年に設置され、第1期(1998〜2001年)および第2期(2002〜2005年)にわたり調査研究、情報 整備を行ってきました。その成果として講習会を2回、シンポジウムを4回開催しました。また土木学会全国大会では研究討論会を開催 し、さらに「木橋・木質構造」のセッションを設けました。昨年発刊した『木橋技術の手引き2005』は、木橋の設計に初めて性能照査型設 計を採用したほか、施工に関する技術的留意点や木材の劣化、点検、保守および耐久性向上策等の保全技術がまとめられています。
しかしながら、木橋の技術開発とその情報整備はいまだ途上の段 階であり、さらなる早急な、設計法や施工・保全に関する技術開発と情報整備が必要です。そこで本小委員会では木橋の普及発展の ために、設計法の合理化・高度化を図ること、製作・施工・保全事例を収集し、木橋建設に関係する土木、建築、木質材料、生物、化 学など多岐にわたる技術情報を整備し公開することを目的として活動します。わが国より40年以上も前から集成材木橋の建設が始まっ た欧米主要国と同じ土俵の上で木橋の設計論が展開でき、日本独特の気候風土に適した維持管理手法の開発を目指します。
活動内容
・年1回の木橋技術に関するシンポジウムを継続して主催する。
・木質構造の設計や施工・保全について詳しく解説できる講師を招き、講習会を開く。
・限界状態設計法における荷重の取り扱いについて検討を行う。
・限界状態の1つとして修復限界状態を考慮し、どのような形で設 計に取り入れるか検討を行う。
・木質材料の製作技術、木橋の施工・保全に関する情報整備を行う。
活動期間
2006年4月頃から3年間を予定。小委員会の開催は2ヶ月に1回程度。小委員会出席のための旅費、交通費は支給されない。
応募方法
本小委員会に参加を希望される方は、(1)氏名、(2)年齢、(3)所属・ 役職、(4)連絡先(住所、TEL番号、FAX番号、E-mailアドレス)、(5) 応募理由、(6)木橋について興味のある分野、(7)現在の研究・業務 の概要をA4用紙1枚程度に記入(書式自由)し、2006年3月31日(金) までに下記連絡先へE-mailでお申込みください。なお、委員の選任 に当たっては、上記(5)、(6)、(7)を考慮させていただき、委員構成割 合を勘案します。場合によってはご参加いただけないこともあります ので、あらかじめご了承ください。応募に当たってはホームページ (http://www.civil.kumamoto-u.ac.jp/jsce-mokkyo/)もご覧ください。
連絡先
〒860-8555 熊本市黒髪2-39-1
熊本大学工学部環境システム工学科 土木環境工学教室 渡辺浩
E-mail:mag@kumamoto-u.ac.jp
TEL:096-342-3579/FAX:096-342-3507

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