土木学会誌
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第12回土木学会トークサロン
土木学会トークサロンは、時々の社会で注目されている土木工学に関連する話題について、講師をお招きしてご講演いただき、また会員の方々との懇談・討議する会として創設されたものです。これは、数年前に催されていた定例談話会の精神を受け継ぎ、名称を変更して新しくスタートしたものです。特に、土木学会がここ数年来取り組んできている「土木学会の社会化」をメインテーマとしたJSCE2005の一連の活動の一部を成すものです。

日   時  :  2005年12月7日(水)18:00〜20:00
場   所  :  土木学会(東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内))
講   師  :  矢島 隆氏((財)計量計画研究所常務理事)
テ ー マ  :  「地下鉄建設の歴史〜ロンドンと東京〜」
概要:ロンドン1,300万、ニューヨーク2,200万、東京3,300万人。世界の大都市圏がこのように拡大するために、基幹交通手段として地下鉄が果たした役割は大きい。
 1863年に世界で初めて、ロンドンで敷かれた地下鉄は蒸気機関車であった。トンネルには随所に排気口が設けられたものの、煙が充満し、乗客にぜんそく患者が続出したという。その後、1900年代になると電気機関車とシールド技術の登場によって、ロンドンの地下鉄は大建設期を迎える。地下鉄はその時代の土木・機械工学の粋を集めてつくられたものであった。
 わが国の地下鉄第一号の東京銀座線の北半分は、ロンドンの地下鉄に触発された早川徳次という男の執念の産物であった。早川は後に新橋を舞台に、銀座線の西半分をつくった後藤慶太と争うことになる。
 著者は、1997年9月から2002年9月まで営団の理事を務められた。その間、卓越した語学力と旺盛な探求心をもって東西の地下鉄の歴史を丹念に調べられ、講演や投稿を行われてきた。今回はその一部をご披露いただきます。
進行:塚田幸広(企画委員会幹事長、国土交通省国土技術政策総合研究所道路研究室長)
申込方法  :  参加ご希望の方は、必要事項(第12回土木学会トークサロンへ参加希望、氏名、所属、会員区分、TEL、FAX、E-mailアドレス)を明記のうえ、下記申込先宛
にFAXまたはE-mailでお申し込みください。ただし、定員となり次第締切とさせていただきます。
また、申込書は土木学会ホームページ(http://www.jsce.or.jp/)からダウンロードできますので、ご利用ください(参加券等は発行いたしません。ご参加いただけない場合のみ、ご連絡させていただきます)。
参 加 費  :  2,000円(軽食と飲み物代、当日受付で申受けます)
申込先・問合先  :  土木学会事務局企画広報室「土木学会トークサロン」係
TEL:03-3355-3442/FAX:03-5379-0125
E-mail:inf@jsce.or.jp

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