土木学会誌
本部お知らせ(公募)

23.複合構造委員会(平成17年度新設)小委員会の委員公募

「複合構造」は、鋼・コンクリート複合構造を中心に、この10年間ほ どで種々の構造物に実用化され普及してきました。土木学会において も、年次学術講演会や論文集へ多くの投稿がなされており、この分野 への研究開発の取り組みが活発であることを示しております。そして、 平成17年度より、鋼・コンクリート合成構造連合小委員会が10年間の 活発な活動を終えたこともあり、新たに「複合構造委員会(委員長 上 田多門:北海道大学)」が、新設される運びとなりました。(活動目標& 組織構成等詳細は、ホームページ(http://www.jsce.or.jp/committee/fukugou) でご確認ください。)
本委員会では4つの研究小委員会(複合構造物の性能照査指針小委 員会、複合構造の現状調査小委員会、維持管理小委員会、新材料に よる複合技術小委員会)を立ち上げる予定です。そこで、以下の3小委 員会において、研究や討議に積極的にご参加いただける方を委員と して広く公募いたします。なお、採否につきましてはご一任くださいま すよう、お願いいたします。

● 公募する小委員会
(1)複合構造の現状調査小委員会(委員長候補 伊藤壮一:JFEテク ノリサーチ)
複合構造委員会が新たに発足するにあたり、改めて、複合構造の 現状(states of the arts)を調査する。現状技術の分類・分析、 期待される性能の評価などから今後の展望や課題を抽出・整理 し、複合構造委員会の中長期目標の設定につなげる。また本委 員会では、鋼・コンクリート合成構造連合小委員会が1999年に出 版した「鋼・コンクリート複合構造の理論と設計」の改訂を目指 す。
(2)維持管理小委員会(委員長候補 杉浦邦征:京都大学)
鋼、コンクリート等の各材料レベルでの耐久性に関する既存の知 見を再整理するとともに、比較的新しい複合構造物の劣化・損傷 の実態調査を行う。さらに、実態調査に基づき、複合構造物のた めの点検・検査手法、残存性能評価法および延命化のための適 切な補修・補強法に関する調査を実施予定。
(3)新材料による複合技術小委員会(委員長候補 上田多門:北海道大学)
既存材料(鋼・コンクリート)のみならず、新材料(FRP、ガラス、 アルミ、地盤材料など)の適用に向けて、検討を行う。FRPなど の複合材料の土木構造物への利用に関しては、コンクリート構造 物の補強筋や既設構造物の補強材へ向けてわが国が先導的役割 を果たしてきた。本小委員会では、新材料による複合構造技術 を土木構造物へ適用することを前提に、他分野も含め研究開発 の状況を調査・整理し、研究課題の抽出を行うとともに新構造形 式や設計方法の提案を行う。
● 応募方法
上記、小委員会活動に参加を希望される方は、ワードファイルに(1)参加希望小委員会名、(2)氏名、(3)所属、(4)連絡先(〒・住所・ TEL・FAX・E-mail)、(5)専門分野、(6)参加希望理由、(7)特に関心 のある分野、(8)その他要望をご記入のうえ、下記E-mailに添付して お申込みください。こちらから折り返しご連絡を差し上げます。申 込み期限は2005年9月30日(金)します。
● 応募先・その他問合先
土木学会事務局研究事業課
(複合構造委員会担当 川島一哲 TEL:03-3355-3559)
E-mail:kawashima@jsce.or.jp
(メールの件名を「複合構造委員会委員公募申込」としてください)
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