土木学会誌
本部お知らせ(公募)

22.応用力学委員会固体の破壊現象研究小委員会の委員公募

応用力学委員会固体の破壊現象研究小委員会は、新たな委員長な らびに幹事長のもとで2年間活動を延長します。それに伴い、委員を 公募しますので、ふるってご応募ください。本小委員会の目的、活動 内容をご理解いただき、積極的に活動していただける方の参加を歓迎 します。ただし、委員会出席のための交通費等は支給されません。

● 委員会名称 固体の破壊現象研究小委員会
委員長:廣瀬壮一(東京工業大学)
幹事長:小林俊一(京都大学)
● 目的と活動内容 本委員会の目的は、構造、地盤、岩盤、コンクリートなど既存の分野の壁を越えて、固体の破壊現象という共通テーマについて理解を深め、関連する最新の研究活動について情報交換と情報発信を行って、この分野の研究の活性化を図ることです。 活動は、以下の2つの内容を中心に年3、4回のフォーラムを開催する予定です。
(1) 「固体の破壊現象とは何か」− 基礎理論のレクチャー
近年、土木構造物の設計体系や維持管理ポリシーの変化など、土木工学を取り巻く環境は大きく変化し、高度化してきました。しかしながら、高度な技術が広く普及し大衆化する過程では、技術のマニュアル化やブラックボックス化が進展することは避けられません。「失敗学」によれば、過度なマニュアル化は技術者の思考停止を引き起こし、結果として大きな過ちに繋がる危険性が指摘されています。さらには2007年問題といった熟練技術者の大量引退時代を迎え、いわゆる暗黙知の継承も危ぶまれています。これらの危険性を少しでも回避するための一方策として、マニュアルやブラックボックス化された技術の基本となった考え方や背景について技術者自身が学習し、その理解を質的に深めておくことが重要であると考えます。 本フォーラムでは,現在活躍中の技術者や大学院生を対象に、「固体の破壊現象」に関わる基礎的知見をわかりやすく解説し、力学の基礎を学習するための機会を提供することが目的です。また、この活動を通して、広く応用力学の重要性を再認識して頂ければ幸いです。
(2) 「固体の破壊現象最前線」−最近の研究内容の紹介による情報の共有化
1回に2〜3名の講演者から、最近の研究内容について話題提供をいただき、参加者相互の情報交換と研究活動の啓発を図ることを目的とします。異分野間交流の促進という観点からも、研究分野は必ずしも土木工学に限定する必要はなく、これからの発展が期待される分野の研究を紹介します。
● 活動期間 2年間
● 応募方法 本委員会に参加を希望される方は、(1)氏名、(2)所属、(3)連絡先(住所、TEL、E-mail)、(4)活動内容 の関心事項をE-mailあるいはFAXで下記までご連絡ください。
小林俊一(幹事長)
京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻
E-mail:koba@mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp
FAX:075-753-4794
● 詳細 http://www.jsce.or.jp/journal/
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