土木学会誌
本部募集

「鋼構造物の点検・モニタリングに関する新技術調査小委員会」委員の公募

鋼構造委員会では,以下の小委員会を新たに設置いたします。この小委員会活動に参加いただける方を募集いたしますので,奮ってご応募いただくよう,ご案内いたします。

1. 委員会名称 鋼構造物の点検・モニタリングに関する新技術調査小委員会
(委員長 舘石和雄 名古屋大学,幹事長 伊藤裕一 JR東海)
2. 目 的
社会基盤施設の維持管理の重要性が叫ばれる中,既設構造物の保有性能を適切に判断するための技術が求められている。鋼構造物においても,完成直後の品質や,その後に進行する腐食や疲労といった代表的な劣化に関する情報を点検・モニタリングにより取得し,それらをもとに構造物の健全度診断,劣化予測などを行うことが必要となる。特に土木構造物は,規模が大きいために点検対象箇所が多数,広域になること,それに反して点検すべき劣化現象は非常に局所的であり細部にわたる点検が必要となることなどから,精度と効率性を兼ね備えた点検・モニタリング技術の開発が望まれている。
今後の経年構造物の増加を考えると,より高精度な点検技術の開発はもちろんであるが,点検手法の簡易化,点検領域の広域化を可能とする技術や,取得した情報の合理的な利用技術などが必要とされており,デジタル技術,情報関連技術などをはじめとする最新技術の効果的な活用が望まれるところである。本小委員会では,社会基盤施設の維持管理を支える点検・モニタリング技術の最新動向を調査研究することを目的としている。土木分野はもちろんのこと,その他の分野において実用的に用いられている技術や,まだ実用化には至っていない段階の技術に至るまで,幅広く最新の点検・モニタリング技術とその周辺技術を調査,研究することにより,土木鋼構造物への適用可能性や限界などを明らかにし,今後の発展性なども含めて,報告書としてとりまとめる。
3. 活動期間 3年間
4. 応募締切日 3月10日
5. 応募方法
本委員会に参加を希望される方は,伊藤幹事長宛てに,(1)氏名,(2)所属,(3)連絡先,(4)特に興味のある検討事項(500,字程度)をE-mailあるいはFAXにてご連絡ください(書式は任意)。なお,委員数は15名程度を予定していますので,応募者数によってはご希望に沿えない場合もございますので,あらかじめご承知おきください。
6. 申込先
東海旅客鉄道(株) 技術開発部 伊藤裕一
〒485−0801 小牧市大山1545番33
TEL 0568-47-5374/FAX 0568-47-5364
E-mail:ito.yuichi@jr-central.co.jp

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