土木学会誌
本部募集

鋼構造委員会「鋼構造の残存耐荷性能評価と耐久性向上方策研究小委員会」委員の公募

土木学会鋼構造委員会では,以下の研究小委員会を新たに設置いたします。この小委員会活動に積極的に参加いただける方を公募いたします。本小委員会の目的および内容は,以下のとおりです。

1. 委員会名称 鋼構造の残存耐荷性能評価と耐久性向上方策研究小委員会
委員長:野上邦栄(東京都立大学)
幹事長:杉浦邦征(京都大学)
2. 背景と目的
鋼構造の耐久性向上に対する要求が高まる中,腐食に伴う構造全体および構成部材の残存耐力の適切な評価,および計画・設計から維持管理に至る鋼構造物のライフタイムを包含する鋼構造物の防食設計法の確立が重要になっています。しかし,腐食による残存耐荷性能および使用性能,さらに長寿命でかつ維持管理費用を最小にする防食法,将来の劣化予測などに関する研究は不十分であり,防食設計に関する技術規準も整備されているとは言い難い状況にあります。そこで,本委員会では腐食した鋼構造(鋼橋,水門など)を対象にして,
a)残存耐荷性能評価(鋼構造の腐食損傷の実態調査およびその腐食形状の計測技術,腐食による鋼構造および構成部材の残存耐力評価,さらに補修・補強の履歴を考慮した構造性能変化の予測解析手法の確立),および
b)耐久性向上方策の確立(腐食損傷を有する鋼構造物の性能回復方策,耐久性向上方策および防食設計体系の基本的枠組み作りの試み)
を主な活動とし,これらの活動を通して鋼構造の耐久性アップとなる防食設計のガイドラインに向けた基礎的資料の提示を目的としています。
3. 活動期間 2004年3月ごろから3年間を予定。旅費,交通費は支給されません。
4. 応募締切日 2月27日[金]
5. 応募方法
本委員会に参加を希望される方は,(1)氏名,(2)年齢,(3)所属,(4)連絡先住所,(5)連絡先のTEL,FAX番号,E-mailアドレス,(6)活動内容の関心事項(a)か(b)などを,E-mailあるいはFAXで下記までご連絡ください。
6. 問合・申込先
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻 杉浦邦征
E-mail:sugiura@csd.kuciv.kyoto-u.ac.jp
TEL 075-753-4792/FAX 075-753-4791
あるいは
〒192-0397 八王子市南大沢1-1
東京都立大学大学院工学研究科土木工学専攻 野上邦栄
E-mail:nogami-kuniei@c.metro-u.ac.jp
TEL 0426-77-2782/FAX 0426-77-2772

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