土木学会誌
関東支部

講演会「水とのたたかい・水からの恩恵」
―新潟の水と酒のはなし―

古来から,「水とのたたかい」は土木技術の原点とも言えるものでした。人口の大半が平野部に張り付いているわが国において,川の流れを 制御し,河川の氾濫から人々の生活を守ることは,土木技術の重要なテ ーマの一つでした。明治以来の土木技術者の先人の多くが,水に挑み, 水とたたかった多くの成果が今も随所に残されています。一方で,河川 の氾濫は平野部を肥えた土地とし,また,河川によりもたらされるきれ いな水がさまざまな産物を産むなど,河川の水は,われわれの生活に多 くの恩恵をもたらしています。
日本最大の信濃川を擁し,昔から洪水の被害に苛まれてきた越後平野では,土木技術が生んだ大河津分水により「水とのたたかい」を制しま した。一方,その同じ水によって,越後では,多くの銘酒が産出され, われわれの生活に潤いをもたらすなど,「水からの恩恵」も少なくありま せん。
土木を巡る経済情勢が混迷を窮める中,土木技術の原点とも言える 「水とのたたかい」について思いを馳せ,同時に「水からの恩恵」であ る銘酒の話に耳を酔わせてみてはいかがでしょうか。多くの土木技術者 に元気を出して欲しいという思いから,以下の講演会を企画いたしまし た。多数の方の参加をお待ちしております。

1. 主催 土木学会関東支部
2. 期日 10月10日[金]
3. 場所 土木学会本部2階大講堂(JR中央線四谷駅下車四谷口徒歩5分)
〒160-0004 新宿区四谷1丁目無番地
TEL 03-3355-3442(総務課)
4. プログラム
13:00−13:10 開会の挨拶  伊藤喜栄(土木学会関東支部長)
13:10−14:50 水とたたかった土木技術者たち(仮題)
五百川 清氏(信濃川大河津資料館館長)
14:50−15:10 (休憩)
15:10−16:50 新潟の酒はなぜ美味い(仮題)
嶋 悌司氏(朝日酒造(株)参与)
16:50−17:00 閉会の挨拶
二羽淳一郎(土木学会関東支部幹事長)
5. 会費 1,000円(会費は,当日会場にてお受けいたしま す。)
6. 定員 130名(定員になり次第締め切ります)
7. 申込方法 参加ご希望の方は,A4判の用紙に講演会名,会員番号,氏名,勤務先(学生の場合は学校名),住所およ び電話番号(自宅または勤務先と明記)を明記のう え,下記あてにお申込みください。
8. 申込先 土木学会関東支部 〒160-0017 新宿区左門町 6番地17 YSKビル5F
TEL 03-3358-6620/FAX 03-3358-6623

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