土木学会誌
お知らせ

第27回地震工学研究発表会のお知らせ

1948年福井地震以来,静謐を保っていたわが国の地震活動は, 1993年以降になって,釧路沖,北海道南西地震などが相次ぎ,そして兵庫県南部地震に至り,再び活動期を迎えているように思われます。 このような状況で,過去の地震被害を見直し,その確実な発生が懸念されている東海・南海地震などへ備えることは, 地震工学関係者にとってこれまで以上に重要な責務となっています。 土木学会地震工学委員会では2年に1回,すなわち世界地震工学会議と日本地震工学シンポジウムの中間年に地震工学研究発表会を開催してまいりましたが, このような状況にかんがみ,第27回地震工学研究発表会を次の2項目を新たに加えて開催いたします。
(1)論文の査読化:従来の非査読論文(ongoingreports:4ページ) に加え,査読論文(peer-reviewedpapers:4〜8ページ)の枠を設けます。
(2)論文賞の創設:優秀な論文に対し,論文賞,論文奨励賞を設けます。
なおこれらの論文は土木学会地震工学論文集(JSCE Journal of Earthquake Engineering) としてCD出版されることになります。サステイナブルな社会の発展に地震工学の立場からの強い働きかけに繋がるような議論を期待しております。 多数の論文投稿とご参加をお願いいたします。

1. 期日 12月9日[火]−12日[金]
2. 場所 大阪国際交流センター
3. 開催までのスケジュール(予定)
論文概要提出:4月15日
査読論文投稿:6月初旬
査読論文採否通知:8月下旬
非査読論文投稿:9月中旬(ただし必要な修正をお願いし,これが満たされない場合登載をお断りすることがあります)。
最終原稿提出:10月下旬
*この研究発表会では「南海・東南海地震」および「長大橋の耐震 補強」に関する特別テーマセッションなどを計画中であります。
また特別講演会,特別パネルディスカッション,見学会などを企画しております。これらの企画やスケジュールの詳細, 皆様へのお願いは下記のURLでお知らせいたします。
http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/index.html

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