土木学会誌
関西支部

第32回初心者のための有限要素法講習会(演習付き)
開催日:7月25日[木]・26日[金]第1部
8月28日[水]・29日[木]第2部

1.主催 日本材料学会
2.協賛(予定) 土木学会関西支部,日本機械学会,日本鉄鋼協会,日 本建築学会,日本コンクリート工学協会,日本複合材 料学会,強化プラスチック協会,高分子学会,日本化 学会,日本レオロジー学会,プラスチック成形加工学 会,精密工学会,日本金属学会,日本鋼構造協会,日 本塑性加工学会,日本造船学会,溶接学会,日本溶接 協会,日本高圧力学会,日本高圧力技術協会,日本材 料学会,日本非破壊検査協会,腐蝕防食協会,粉体工 学会,粉体粉末冶金協会,自動車技術会,日本材料強 度学会,日本セラミックス協会,関西造船協会
3.期日 7月25日[木]・26日[金]第1部
8月28日[水]・29日[木]第2部
4.場所 第1部 日本材料学会(京都市左京区吉田泉殿町1-101 TEL 075-761-5321)
第2部 京都コンピュータ学院京都駅前校(京都市南区西九条寺ノ前町10-5 TEL 075-671-1911)
近年の有限要素法の発展にはめざましいものがあり,機械・土木・建 築・金属・高分子・電気等の各分野における弾性や塑性などの構造解析 はいうまでもなく,流体力学・熱伝導・電磁場等のいわゆる非構造問題に も広く応用されています.本会では,有限要素法の基本的な考え方を十分 に理解し,それを基に有限要素法のプログラムを習得していただくことを 目的として,初心者向きの講習会を催します.本会発行の「改訂・初心 者のための有限要素法」(2001年発行)を用いた講習を基礎コースとし, さらに実際の利用方法も習得していただくことを目的として,参加者1人 1台のPCを用いて汎用ソフトウェアの演習を応用コースとして実施いた します.ふるってご参加ください.なお,講習会参加者には「修了証」を 発行します.
第1部 基礎コース
まず,有限要素法近似の考え方について述べ,構造解析の基礎とし て重要な弾性学および塑性力学について講述し,続いて弾性解析・弾 塑性解析の有限要素法をわかりやすく講述する.さらに,非構造分野 として電磁場解析の基礎理論とその有限要素法について講述する.

第2部 応用コース(汎用解析ソフトによる演習)
第1部の基礎をふまえて,弾性・弾塑性および動的陽解法の汎用解 析ソフトを用いて,実際に要素分割から解析の実行も行う.これによ り,境界条件の考え方や解析の方法と解析プログラムの動作を説明す る.また,解析結果の見方についても講述する.

第1部 基礎コース(材料力学または構造力学の初歩がある程度理解で きている方を対象とします)
第1日目(7月25日[木])
9:30−12:30 弾性力学の基礎と有限要素法の考え方
京都大学 星出敏彦
13:30−16:30 有限要素法の理論展開とプログラムおよび処理内容
大阪大学 高野直樹
弾性変形の有限要素法プログラムを例にとり,マトリックス演算,弾 性力学の基礎,プログラムの処理方法および結果の評価法について説 明する.さらに実際の適用事例を示す.
第2日目(7月26日[金])
9:30−12:30 弾塑性および剛塑性問題と有限要素法
京都大学 今谷勝次
降伏条件と流れ則などの塑性力学の基礎解説を行い,それに基づいた 有限要素法による解法について述べる.
13:30−16:30 ポテンシャル場(熱・電場・磁場・流体解析)
松下電器産業 崎山一幸
これらの理論はどれも同じ基礎式を用いており,その理論展開の方法 から最近の解析方法および解析事例について説明する.
第2部 応用コース(演習:京都コンピュータ学院演習室で汎用ソフトウ ェア:MSC/Marc-Mentalを使用する予定)
                                               日本MSC 石川覚志
第1日目(8月28日[水])
9:30−12:30 汎用プリポストシステムとその使用法
演習で使用するプリポストシステムの使い方の説 明を行い,簡単な例題について,弾性解析を行う.
13:30−16:30 弾性解析の手法と演習
切欠きでの応力集中などの基本的な変形を例題 として,有限要素法を用いた解析を行うための 境界条件や荷重条件について第1部で説明した 基礎理論にそって理解を深めるとともに,実際 に演習して有限要素法を使えるようにする.
第2日目(8月29日[木])
9:30−12:30 弾塑性変形解析の演習
実際に塑性変形解析システムを用いて,解析を 行い,応力による評価や現象解析に関する知識 を深めるとともに,実際の弾塑性解析技術を身 につける.
13:30−16:30 最近の解析手法に関して
最近の解析手法について事例を交えて説明する. 動的陽解法の簡単な原理説明とその応用事例・ GAなどを用いた最適化理論とその有効性につい て説明する.
5.テキスト 本会編「改訂・初心者のための有限要素法」を使用し ます.(税込3,780円,材料学会会員:3,400円) なお,演習に関わるこれ以外の資料は無料で配布しま す.
6.定員 1部:80名  2部:45名
7.参加費

一般 官公庁 学生
会員非会員 会員非会員 会員非会員
1,2部とも 30,000 40,000 25,000 35,000 15,000 25,000
1部(講義)だけ 17,000 22,000 15,000 20,000 10,000 15,000
2部(実習)だけ 20,000 25,000 18,000 23,000 13,000 18,000

会員(協賛学協会員を含む)
8.申込締切 7月15日[月](定員になり次第締切らせていただきます)
9.申込方法
参加申込書(随意用紙に,氏名,勤務先,住所(〒),所属学会,参 加希望部,テキスト購入の有無を明記したもの)に参加費を添えてお 申込みください.郵便振替または銀行振込で参加費をお支払いの場合 には参加申込書にその旨を明記して,郵送,FAXまたはE-mailにて お申込みください.なお,定員に余裕がある場合は,1部に限り当日 の受付もいたしますが,2部の受付はできませんのでご注意ください.
10.申込・連絡先
日本材料学会有限要素法講習会係 〒606-8301京都市左京区吉田泉殿町1-101
TEL075-761-5321/FAX075-761-5325
E-mail:fem@jsms.jp
URL:http://www.jsms.jp/
ご注意 1.講師その他やむを得ない事情により,プログラムに変更が生 じる場合もありますので,あらかじめご了承ください.
2.参加費の払い戻しはいたしません.

←戻る