土木学会誌
お知らせ

構造工学委員会「コンクリート製長大アーチ橋の設計手法に関する研究小委員会」の委員の募集

構造工学委員会では,下記の委員会を継続して第2期目の活動を行う ことになりました.委員会に参加を希望される会員はご連絡下さい.積極 的に活動して下さる方の参加をお願いします.なお,委員会出席のための 旅費は支給されません.

1.委員会を公募する小委員会の名称
「コンクリート製長大アーチ橋の設計手法に関する研究小委員会」

委員長:田辺忠顕(名古屋大学教授)

2.目的
日本におけるコンクリートアーチ橋の最大スパンは現在 のところ250m程度であるのに対し,世界的にはスパ ン400mを超えるアーチ橋がすでに存在している.わ が国でこのような長大アーチ橋が存在しない理由として は,施工性や経済性などの要因のほか設計・解析技術 の面において,地震時の挙動が複雑でありアーチ橋に対 する耐震設計が十分に確立されていないことや,非弾 性領域における構造不安定問題に十分な解決をみてい ないことが挙げられる.しかし,近年では高強度コンク リートが容易に得られるようになるとともに,材料・構 造に関する理論研究が長足の進歩を遂げ,構造物のポ ストピーク挙動をはじめとして,座屈等の非線形分岐 現象の解明などの多くの解析ツールが得られるようにな った.
そこで,本委員会ではわが国コンクリートアーチ橋の さらなる長大化を目指し,支間600mのアーチ橋を想 定し,材料学的な基礎をベースに,力学的な挙動を明 らかにし,合理的な設計手法や新しい架設手法に関す る調査研究活動を行うことを目的としている.具体的 検討課題を以下に示す.
(1)コンクリートアーチ橋の実績調査
(2)支間600mアーチ橋の試設計
(3)新構造・新材料のアーチ橋への適用性検討
3.活動期間 第1回委員会より2か年(小委員会開催頻度は2か月に1回程度を予定)
4.応募方法 本小委員会に参加を希望される方は,氏名,所属,連 絡先住所,TEL,FAX,E-mailアドレスおよび本委員 会において取り組みたいテーマとその理由を明記の上, 下記までお申込み下さい.申込み期日は会誌発行後3 週間と致します.なお,応募者が多数の場合には,応 募書類に基づき判断した上で,委員を決定させていた だきます.
5.申込先 構造工学委員会
「コンクリート製長大アーチ橋の設計手法に関する研 究小委員会」
幹事長:九州工業大学 建設社会工学科 幸左賢二
TEL/FAX 093-884-3123
E-mail kosa@civil.kyutech.ac.jp

←戻る