平成12年4月の技術士法の一部改正により，国際的整合性の確保，質が高くかつ十分な数の技術者の育成・確保，職業倫理の徹底などが打ち出され，既存の終身資格としての技術士制度から，継続的なスキルアップ（3年間で150時間の継続教育）を前提とする新しい制度に移り変わることになっています．

土木学会では，このような背景を受けて，「技術者資格制度の創設」と「継続教育システムの確立」を推進しています．土木技術者個人においては，技術者自身が有する資格とそのランク，および継続教育の記録により，その技術者としての評価がより客観的に実施されることになり，土木学会会員であることはもちろんのこと，講習会，シンポジウムなどへの参加など，今まで以上に積極的な取組みが求められる時代になりつつあります．

このたび，土木学会関西支部では，前会長 岡村 甫先生をお招きし，21世紀の土木技術者に求められる課題と土木学会の役割に関する最新の動向をお話しいただくべく，下記のような講演会を企画いたしました．また，ご講演終了後にはフロアからの質疑応答のための十分な時間を予定しています．多数の皆様のご参加をお願い申し上げます．