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5月の行事と募集

第4回地震時保有耐力法に基づく橋梁の耐震設計
に関するシンポジウムの開催と講演論文募集
開催日:12月8日[金]
応募締切:5月31日[水]


 兵庫県南部地震による橋梁の甚大な被害に鑑み、橋梁の耐震設計においては、供用期間中に発生する確率が高い地震動に対して弾性挙動の範囲に収まるように設計するだけでは不十分であるという反省から、大地震時に生じうる現実的な地震動を設計地震力として見込み、構造物の動的耐力やじん性に基づいて耐震設計する「地震時保有耐力法」が広く適用されるようになってきました。しかしながら、わが国における地震時保有耐力法による橋梁の耐震設計の歴史はまだ浅く、今後研究すべき事項も多数残されているのが現状であり、実際の設計実務においても地震時保有耐力法の適用にあたってはさまざまな問題が生じています。このような背景から、地震工学委員会では、平成9年7月より、地震時保有耐力法に基づく耐震設計法の開発に関する研究小委員会を設立しました。 研究小委員会の活動の一貫として、地震時保有耐力法に基づく橋梁の耐震設計の実例とその適用上の問題点、新しい耐震設計法とその考え方、じん性に優れた耐震構造の提案やその開発等に関する情報や意見の交換を図ることを目的として、過去3回にわたり標記シンポジウムを開催いたしました。今年度も、第4回のシンポジウムを下記日程にて開催いたします。シンポジウムでは、研究成果の発表にとどまらず、地震時保有耐力法の研究開発に取り組む研究者と、これを実際の設計に適用していく実務者の自由な意見交換の場にしたいと考えております。つきましては、下記要領にて発表論文を募集いたしますので、奮ってご応募ください。


1.主催―――土木学会(担当:地震工学委員会・地震時保有耐力法に基づく耐震設計法の開発に関する研究小委員会)
2.期日―――12月8日[金]
3.会場――――中央大学駿河台記念館
4.参加費―――7,000円(講演集代を含む)
5.募集論文のテーマ@地震時保有耐力法に基づく耐震設計例の紹介と適用上の問題点
A新しい耐震設計法の提案
B動的解析の実用例の紹介
Cじん性を向上させる構造特性の提案,実施例の紹介
Dその他,地震時保有耐力法に関連する実例,研究等
6.発表申込――以下の5項目をA 4判用紙(スタイル自由)に明記し申し込んでください。採否は当小委員会にご一任願います。
@題目
A著者および所属(複数の場合は発表者に○をつける)
B勤務先住所
C電話およびFAX番号、電子メールアドレス
D論文内容要旨(300字程度)
7.発表申込締切―――5月31日[水]
8.講演集原稿締切――7月31日[月]
講演集原稿は1編4ページ〜8ページ(ただし、偶数ページ)とし、完全版下原稿をA 4判でオフセット印刷します。原稿書式は発表申込者に事務局より郵送します。発表時間は1編あたり10分程度を予定しています。
9.プログラム・参加申込み土木学会誌の10月号に掲載する予定です。
10.発表申込先・問合先土木学会地震工学委員会・事務局 飯野
〒160-0004新宿区四谷1丁目無番地
e-mail minoru@jsce.or.jp
TEL 03-3355-3559/FAX 03-5379-0125

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