●活動内容


これまで橋梁の耐風設計では,主に,道路橋示方書・道路橋耐風設計便覧や本州四国連絡橋の耐風設計基準が参照されてきた。しかし,前者は支間長が200mまでの橋梁を対象としており,後者は1000m程度以上の吊橋および500m程度以上の斜張橋を対象としていることから,その中間の支間長を持つ橋梁の耐風設計を対象とした適当な資料が用意されていない。一方,これまで架設された橋梁の実験・実測データが多く蓄積されていることから,それらを耐風設計に活用できるように整理するとともに,中間的な支間長を持つ橋梁を対象とした耐風設計のガイドライン作りを目指す。さらに,既存の基準の歴史的背景や工学的背景について整理するとともに,アンブレラコードの提言を目指す。

●活動期間


 2008年1月から2年間。