平成16年11月16日 |
新設小委員会の提案趣意書
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1.小委員会名
道路橋床版の合理化検討小委員会
2.提案者
日野 伸一(九州大学)
3.設立趣旨
道路橋のライフサイクルに対し、過大な繰返し輪荷重の作用を直接受ける床版としての耐久性を確保することはきわめて
重要である。また、最近の少数主桁橋を始めとする橋梁の合理化施工に伴う長支間PC床版や合成床版の構造合理化と
設計手法の確立、あるいは既設橋梁床版の合理的な維持管理手法の確立などが強く望まれている。
これまで、鋼橋床版の調査研究小委員会(松井繁之委員長(大阪大)、平成9年9月〜12年5月)および道路橋床版の調査
研究小委員会(堀川都志雄委員長(大阪工大)、平成13年11月〜16年11月)では、道路橋床版の性能照査型設計手法の
検討、各機関所有の輪荷重走行試験機による試験結果の整合性の検討、長支間PC床版の若材齢時応力解析手法や構
造検討、既設RC床版の維持管理手法の検討等、道路橋床版に関する種々の問題解明に取り組んで来た。それらの成果
は、合計4回に亘るシンポジウムや全国大会での共通セッション開催などによって明らかにされている。しかし、多岐に及ぶ
床版問題に対し、解決すべき課題が多数残されており、引き続き調査研究を継続する必要があると思われる。
本小委員会では、先の小委員会で得られた成果を踏まえ、@コンクリート系床版の疲労耐久性評価手法の構築、A各種
床版の性能照査型設計法とその設計例の構築、B合成床版を含むコンクリート系床版の合理化構造および維持管理手法
の検討、C鋼床版の疲労耐久性の向上と維持管理手法の検討、D日本最古の合成床版を有する道路橋(明治橋)の保存
方法の検討、などについて調査研究を行う予定である。
なお、本小委員会は、鋼・合成構造標準示方書小委員会(長井正嗣委員長(長岡技科大))の設計部会(依田照彦部会長(早稲田
大))が取り扱う道路橋床版関連の設計事項については連携しながら活動を進める予定である。
4.委員長候補
日野 伸一(九州大学)
5.委員の決め方
公募を予定。
分科会および主要メンバー(案)
副委員長:浜田純夫(山口大)、幹事長:街道 浩(川田工業)、幹事:碇山晴久(東京鉄骨)
(1) 試験方法分科会 主査:大西弘志(大阪大学大学院)、 幹事:上條 崇(住友金属)
(2) 性能設計分科会 主査:浜田純夫(山口大) 、幹事:秋元礼子(早稲田大)
(3) コンクリート系床版分科会 主査:久保圭吾(宮地鐵工)、幹事:蛯名貴之(ドービー建設工業)
(4) 鋼床版分科会 主査:川畑篤敬(JFE)、幹事:内田大介(三井造船)
(5) 明治橋分科会 主査:中村聖三(長崎大)、幹事:財津公明(東亜コンサルタント),杉原伸泰(日立造船)
6.活動予定期間
3年間(平成17年4月〜平成20年3月) |
以上
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