土木学会 舗装工学委員会 舗装構造小委員会

平成18年度 全体会議第2回(幹事会含め第4回) 会議議事録

 

日   時:2007131日(水)10001200

場   所:中央大学後楽園キャンパス2号館42437会議室

者:松井邦人,姫野賢治,西澤辰男,上島壯,久保裕一,東滋夫,小関裕二,千石剛史,山脇宏成,小栗直幸(敬称略,順不同)計10名,

オブザーバー:藤波潔(敬称略)

 

配付資料:

PC-06-02-01   会議議題

PC-06-02-02   前回議事録

PC-06-02-03   「舗装工学ライブラリー3」に関する講習会(東京会場)のアンケート調査結果

PC-06-02-04@ BALM for Windows ver.1.1」の更新内容

PC-06-02-04A BALM for Windows ver.1.1」マニュアル

PC-06-02-05   DBALM for Windows」の開発

PC-06-02-06   電子資料管理プログラムの紹介

 

議事内容:

1. 議事録の確認

前回の議事録の確認が行われた.

 

2. 「舗装工学ライブラリー3」に関する講習会(東京会場)のアンケート調査結果について(PC-06-01-03

講習会の意見・要望をもとに次回講習会に反映すべき点についてまとめた.

・パワーポイントの印刷物を配布する.

・質疑応答の時間を長く設ける.

・着目点・要素は,解析の目的によって異なるので,講師は例題等を用いて分かりやすく説明する.

・舗装の応答メカニズム(変形やひずみ、応力等)を説明した上で理論を説明する.

・得られた結果を舗装の設計・評価にどう結びつけるかを説明する.

 

3. 「舗装工学ライブラリー3」講習会(北海道,金沢会場)について

<第2回 北海道会場>

・開催日:200739日(金)13:3017:00

・開催場所:北海道工業大学

詳細については,土木学会HPおよび土木学会誌2月号に掲載.舗装工学委員会HP用の案内文を早急に作成する.

<第3回 金沢会場>

・開催予定時期:20078月下旬

・開催場所:石川工業高等専門学校

・定員:40

石川高専と土木学会の共催という形を取り,講師は土木学会から派遣する.

その際,収入の振り分け方について確認する必要がある(西澤先生)

また,土木学会へ支払う金額(割合)について学会に問い合わせる(松井先生)

 

 

4. BALM for Windows ver.1.1」の更新について(PC-06-02-04

 東京電機大学 藤波氏より「BALM for Windows」の更新内容について説明があった.小委員会メンバーはBALM for Windowsをダウンロードして,操作性や計算結果等に不具合がないかチェックし,次回の委員会で持ち寄ることとした.

<更新内容>

・起動画面に開始ボタンを追加

・終了ボタンとクリアボタンに確認メッセージを追加

・各実行ボタンの動作不具合修正

・入出力画面レイアウト変更

・入力画面のラベル名一部変更

・出力ファイル1,出力ファイル2の入力欄削除

  ※入力データ新規作成時にファイル名を自動作成

  ※既存ファイル読み込み時は,その設定に従う

・セットデータ数設定欄削除

  ※全データ数と値を同じに設定(RUN1のみ計算)

  ※計算結果出力画面をRUN1のみに修正

・入力画面のセル上でのキー操作を修正(矢印,削除キー等の操作)

・解析終了時にメッセージを表示

・入力データに最適化パラメータを追加

  ※打ち切り特異値分解における閾値

  ※入力画面上では設定不可能(新規の場合,自動設定)

  ※既存ファイル読み込み時は,その設定に従う

・サンプルファイル(sample.dat)の内容変更と格納フォルダ変更

  ※デフォルトの場所:C:\Program Files\balm_win\sample\sample.dat

・その他,不具合調整

・上記作業に伴うマニュアル修正

 

5. DBALM for Windows」の現状について(PC-06-02-05

 「DBALM for Windows」の開発について松井先生より紹介があった.

・入力データの作成から動的逆解析の実施,解析結果の出力までが一連の作業となりスムーズな操作環境となった。

・解析結果の収束状況や測定たわみと解析たわみの一致度合いの確認や弾性係数や減衰係数の妥当性を検討することが可能となった.

<検討すべき事項>

・解析範囲設定を使用者が自分で設定できるようにした方が良い.

FWDのデータ形式を統一すべきである.

→各機関が所有する全てのFDWデータの形式を標準化するプログラムおよびマニュアルを整備すべきである.

 

6. 電子資料管理プログラムの紹介(PC-06-02-06

 上島先生より電子資料管理プログラム「SIRYO2006」の紹介があった.

 

4. 今後について

「多層弾性理論による舗装構造の解析入門」の講習会をH1939日に北海道で開催する.

次回の会議は未定.