Civil Engineering Design Prize 2003, JSCE
Civil Engineering Design Prize 2003, JSCE
Tsunoshima Bridge
所在地:山口県豊浦郡豊北町大字神田〜大字角島 地図
事業者:山口県豊田土木事務所
氏名
所属
役割
二宮純
山口県道路建設課主任技師(計画時)
山口県豊田土木事務所工務課橋梁整備班主任(施工時)
景観コンセプト形成、基本計画の立案、関係機関との調整、現場施工監督・指導
寺下諭吉
八千代エンジニヤリング[株]広島支店技術第2部第1課課長(当時) 景観コンセプト形成、基本計画の立案、詳細設計計画立案、全体施工計画立案
河辺真一
八千代エンジニヤリング[株]広島支店技術第2部第1課主幹(当時) 橋梁構造物詳細設計、付属構造物詳細設計
山田謙一
八千代エンジニヤリング[株]環境デザイン部(当時) デザインディテール検討、公園計画と詳細設計、CGデザイン、モニュメント意匠
杉山和雄
千葉大学助教授(当時) 景観アドバイザー
山口県自然環境保全審議会 景観整備基本方針の検討
山口県道路建設課 架橋プロジェクトの基本構想立案、全体設計の方針立案
山口県豊田土木事務所 現場関係機関との調整、計画・施工体制の確立、現場管理・指導・監督
・海上の島と本土を結ぶための橋である。非常にきれいな白砂の砂浜と、海と、小島の存在により、恵まれた景観の環境となっている。ここに架橋された約1.8kmの海上橋がこの作品である。できるだけこの恵まれた自然景観を壊さないようにと、ルートと、構造が選定されている。全長にわたり同一断面の橋梁として、連続したラインを見せるように努力し、違和感のない橋となっている。(石橋)

・日本に残る屈指の景色である周防灘に浮かぶ角島と本州を繋ぐ橋。設計者は、この景観の中でどのような形を構造物に与えようとしたのでしょうか。角島との間に鳩島という小島があり、普通ならこの小島に橋脚を設ける所ですが、この橋はそれをあえて迂回させています。いくつかのルートが検討されたようですが、迂回ル−トを採ったことが、この作品の質を大きな意味で決定しています。実際に行ってみると、迂回することで小島を眺める新たな視点場を作り出していることが分ります。角島に向かえば、小島を眺めながらこの地の景観を満喫することが出来ます。橋の線形も、航路部の隆起した形とともに、全体として自然景観に寄り添う柔らかなものになっています。(内藤)
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