Civil Engineering Design Prize 2002, JSCE
津和野川河川景観整備
所在地:島根県鹿足郡津和野町 地図
事業者:島根県津和野土木事務所
氏名
所属
役割
岡田一天
株式会社プランニングネットワーク代表取締役 景観整備全体に対するコンセプト形成、基本設計、実施設計(景観)
村木 繁
株式会社大建コンサルタント専務取締役 実施設計(構造)
竹長常雄
株式会社栗栖組取締役管理部長 施工現場責任者
島根県津和野土木事務所
設計体制の確立、地元および関係機関調整
篠原 修
東京大学教授 全体的デザインアドバイス
・この整備事業は1991年に始まっており、この種の整備事業としては初期のものでありながら、川沿いの町並み空間と一体的に整備し、石積み護岸や石州瓦のパラペット、緑の土盛りなど巧みに配置し、それまで裏的存在であった川辺を住民や観光客に親しまれる表の空間にした点が高く評価された。ただ、この勾配における河床材料として違和感のある巨石が使われるなど、やや作り過ぎの感があり、最優秀賞を逸したものと考えている。(大熊)

・河川整備を沿川空間との一体化に積極的に努めて進めた事業で、周辺環境との関係性を構築する視点に重点を置いて土木施設のデザインを進めた好例である。土木施設のデザインが当該の施設のみを対象に進められがちである中にあって、また今回の応募作品の多くがこのような作品であったが、土木施設のデザインの今後の重要な方向を示しており、土木施設のデザインの枠を越えて都市デザインの視点からも秀逸である。(加藤)
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