Civil Engineering Design Prize 2001, JSCE
鳴瀬川橋梁
所在地:宮城県桃生郡鳴瀬町 地図
氏名
所属
役割
石橋忠良
東日本旅客鉄道株式会社建設工事部担当部長 計画全般
高木芳光
東日本旅客鉄道株式会社東北工事事務所東北南担当課長 設計計画
鈴木愼一
(前)ジェイアール東日本コンサルタンツ株式会社東北支店課長代理
(現)東日本旅客鉄道株式会社東北工事事務所工事管理室主席
設計
大野 浩
清水建設株式会社土木本部設計部構造橋梁グループ長 施工計画
高橋光雄
清水建設株式会社東北支店鳴瀬川橋梁作業所所長(当時) 施工管理
・河川計画高水位とレール高との間に寸法的余裕のない箇所での鉄道橋にフィンバック形式を採用したことに共感する。フィンバック断面には丸みを付けて、橋全体が列車を包み込むような柔らかい印象にし、桁下部の段差が形を引き締めている。ただ支承隠しがその段差とは関連なく取り付けられているのは如何なものであろうか。また、周辺の山並みの柔らかさを考えると、フィンの頂部はもっと丸みがあっても良かったかなと思わせる。(杉山)

・かつてスイスアルプスの急峻な山並みを背景にしたフィンバック橋の写真は、我が国でも注目された。現在ではこの形式そのものはとりたてて珍しくはないが、大河川を渡る多径間の鉄道橋に適用することで、リズム感のある新しい景観を出現させた。従来の不格好なU型断面のPC下路橋に対し、車窓からの視界を含めて積極的なデザイン努力が評価できる。しかし、この型式は好き嫌いが激しく、遠くの山並みと調和していないと言う意見もあった。(田村)
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