日本が観光立国となるためには,外国人などの地理不案内者でも快適に都市を回遊できるような配慮 が必要となる.殊,京都は通りが碁盤目状に配され,かつ通り名が複雑であるため地理不案内者,特 に外国人には認識され難い.そこで既存の通り名を記号や文字を用いて表すことを提案する.また, 都市の地理の把握には方角の把握が必要不可欠である.そこで,道路中一定間隔で配されているマン ホールに着目し,方角情報などまち案内情報も含んだ観光都市に相応しいマンホールデザインの提案 も行い,歩行観光者に優しいまちづくりを目指す.