「第2回流体力の評価とその応用に関するシンポジウム」の開催と論文募集


 水理委員会基礎水理部会は、主に河川水理学上の未解決の課題に関係する基礎的問題に
ついて研究分科会を設け、研究者・技術者間の情報交換や共同研究などの活動を行なって
います。その一環として∵「河川構造物等に作用する流体カと流れ」研究分科会では、以
前の「水理物体に作用する流体力」分科会の活動成果を踏まえ、河川域内における構造物
や自然物および近自然の要素を取り込んだ河川工法を用いる場合の構造物等に作用する流
体カと流れ構造との関係を検討することを主目的に活動しています。すなわち、物体に作
用する流体カを主要なキーワードとして位置づけ、河川域内に配置された前記諸物体に作
用する流体カとそれら物体のまわりの流れ特性を取り上げ、この研究テーマに深くかかわ
っている他の学間分野の研究者と交流・共同し、既往研究のレビューによる有用な知見の
集積、問題点の整理・分類、ならびに新たな研究を実施しています。また、前記「水理物
体に作用する流体カ」分科会は、2000年12月に芝浦工業大学において「流体カの評価と
その応用に関するシンポジウム」を開催し、110名の参加(官庁関係10、企業関係52、
大学関係48)を得て活発な意見交換を行いました。そのアンケートでは、シンポジウムは
有意義で今後もこのテーマのシンポジウムの開催を希望する、との回答が参加者の半数近
く寄せられました。
 基礎水理部会では、前回シンポジウムの反応を踏まえ、「河川構造物等に作用する流体
力と流れ」研究分科会の活動の一環として、標記シンポジウムを下記の要領で企画しまし
た。ふるってご参加くださいますようご案内申し上げます。
                           (基礎水理部会長長谷川和義)


               記

1.開催期日:2003年1月15日(水)、16日(木)
2.開催場所:土木学会・講堂
     東京都新宿区四谷1丁目無番地
     (JR中央線四ツ谷駅下車徒歩5分)
3.参加方法:参加無料・自由参加(事前受付を致しません。当日直接ご来場下さい。)
4.論文集:当日会場にて販売いたします。論文集代:一般4000円、学生2000円
5.論文締切:2002年10月25日(金).
6.論文課題:
  @水流(混相流を含む)と構造物、植生、自然物、河川工法に関して調査あるいは
   研究を行なったもの
  A風や波、その他建設関係で遭遇する流体力に関するもの
   ※水理実験、数値計算、現場計測等;水工学以外の分野の研究者、官・民の技術
    者など幅広い層から論文を募集します。
7.論文体裁:下記9.にお問合せください。
8.発表形式:口頭発表
9.論文提出先:
     〒812-8581福岡市東区箱崎6-10-1
     九州大学大学院工学研究院環境都市部門橋本晴行
     TEL 092-642-3288/FAX092-642-3322
     E-Mail:hasimoto@civil.kushu-u.ac.jp
10.問合先:
     〒755-8611山口県宇部市常盤台2-16-1
     山口大学工学部杜会建設工学科羽田野袈裟義
     TEL0836-85-9317/FAX0836-85-9301
     E-Mail:khadano@jim2.civil.yamaguchi-u.ac.jp
11.プログラム
  詳細は決定次第、土木学会水理委員会のホームページに掲載します。