平成15年度 第1回 土木史研究委員会議事録(案)

日 時:平成15年8月27日(水)10:00〜12:00
場 所:土木会館 2階 講堂
出席者:
    中村委員長、野村副委員長、小林幹事長
    松浦委員、河村委員、伊東委員(代理藤井氏)
    鈴木幹事、為国幹事、三浦幹事、知野幹事
    橋本職員
議事録担当:知野委員

配布資料:
  1-1 委員構成・委員連絡票
  1-2 土木史研究委員会運営内規および運営内規細則
  1-3 平成14年度の土木史研究委員会・幹事会の活動内容報告
  1-4 平成14年度委員会収支 報告
  1-5 「第23回土木史研究発表会」収支決算書(案)
  1-6 オーラル・ヒストリー研究小委員会 報告
  1-7 古市研究小委員会 報告
  1-8 土木学会選奨土木遺産一覧 中間報告
議 事:
1. 委員長挨拶
  幹事(三浦幹事)の新任について

2. 平成15年度の委員会発足
1)委員・幹事の紹介
  小林幹事長より旧幹事3名の引退と補充1名の三浦幹事が紹介される(資料1-1)

2)委員会活動内容の紹介
  1. 資料1-2「運営内規」、1-2’「内規細則」は目を通して確認されたい。
  2. 行事に関する平成14年度の行事に関する報告書(資料1-4)について橋本氏より説明があり、「過去で最も収入が多かった」、が支出12の事務局関係(職員出張費等)は橋本氏の発表会出張旅費で、収入合計の20%は学会収入。これを引くと10万円ほどしか残らない。これを年度内に使用しないと学会へ吸収される。収支の扱いについては調査・研究部門?で議論されている次年度は赤字だと予算削減、黒字は予算増の可能性あり。本年はそのまま本委員会はBランクの評価を受けている。
  3. 資料1-3「平成14年度・土木史研究委員会・幹事会の活動内容報告」による説明(小林幹事長)
3)土木史研究編集小委員会について
  鈴木幹事より、土木史研究の編集・査読システムの改革に関連し、論文審査の書類が整ったこと。講演会と論文集の冊子を分け、査読料1万円、講演会、論文集の冊子とも、掲載料は1頁当たり3,500円程度とし、査読論文の掲載料は搭載が決まった段階で支払う等の小委員会案が示され、了承された。  また、投稿の際、部門別として史実部門、解釈部門、重点部門別のいずれかへ投稿してもらうことを考えていたが、2つ選択してもらうことにし、11月に搭載の可否を審議。必要であれば2日を掛けじっくり行う等の計画が了承された。  査読の方法、査読要領の公表等に関し、質疑および意見交換がなされ、後者に関しては土木史研究委員会委のホームページに掲載予定との報告があった。

4)土木史フォーラム小委員会について
  為国幹事より、昌子委員長(関東学院大学)から横内委員長(日大理工学部)へ、為国幹事長から知野幹事長への委員交代案が示され了承された。 また、メールによる配信に関するアンケートをとったが希望者少ないため、委員へは強制的に配信する旨が報告された。 知野新幹事長より、次号の原稿提出が遅れており、PDFファイルの回覧で校正を行い、早急に発行を予定。次々号の発行については次年度研究発表会の案内掲載もあり、9月17日頃に幹事レベルの委員会を開催し早急に紙面構成を議論するとの案が示され了承された。なお、幹事レベルとしたのは昨年度までの作業を参考にするため。

5)土木学会選奨土木遺産選考委員会
  小林幹事長(馬場選奨委員会幹事長の代理)から一覧にて説明があり、了承される。また、為国幹事から選考委員会では中部も3件の希望があったが1件辞退のようであるとの報告があった。

6)研究小委員会
  「歴史的砂防調査小委員会」は14年度で終了との報告があり、これに関連し、当該小委員会の中村小委員長より、流路工や堰堤は時間の経過ととも崩壊するため、山全体が保全される必要があるが、山全体の文化財指定はあり得ないので、この方面の研究が必要との補足説明があった。

7)平成15年度全国大会(徳島大学)
  研究討論会「幻の橋梁エンジニア・増田淳再発見」については冊子完成の報告と討論会への参加依頼が小林幹事長よりあった。研究討論会に関連し、中村委員長より、「神戸市土木博物館について研究討論会」のパネラーとして中村委員長が参加する旨が報告された。さらに、神戸市の博物館構想の実現がかなり難しい状況であることが報告された。
 
8)ワンデー・セミナー
  14年度に「大規模社会基盤施設の計画史的評価」に関するセミナーを行ったが、北大佐藤教授の科研グループは16年度まで継続されるため、来年度もセミナー実施される予定であることが報告された。また、本委員会としては、15年度には「土木史料」に関するセミナーを大熊委員、為国幹事を中心にして企画する。また、17年度は「オーラルヒストリー」に関する企画を伊東委員を中心に企画していただくことが提案され、了承された。

9)土木史研究委員会のホームページ
  HPの管理は本年度も引き続き日野委員にお願いする。

10)餘部鉄道に関する保存要望書の送付
  委員会として餘部鉄橋の保存についての要望書を提出した旨が小林幹事長より報告された。以後の活動は佐々木先生を中心に行っていただくこととし、鋼構造委員会、景観デザイン委員会との合同で行事等を企画する可能性もあるとの提案がなされた。

11)科研費申請について
  15年度は選奨土木遺産選考委員会より「明治以前の土木遺産に関する調査」を馬場先生を中心に提出していただくことが了承された。また、今後、土木史研究委員会関連の企画について積極的な応募が望まれるため、幹事会で具体案を検討することとなった。

12)土木史関連授業用の副読本作成に関する小委員会の発足について
  為国幹事より、以下の内容が紹介された。
  勉強会は7月14日と8月7日の2回実施された。具体的には、図録・土木史年表を作成する。内容は主として「近代計画設計史」に重点を置き、写真、図面、地図により構成し、土木の本質が分かるようにしたい。体裁は、A3見開きとし、部門ごと(たとえば水道)で10個程度の出来事を扱うものとする。土木事業の計画全体やシステムは取り込むが、構造物単体はあまり積極的には考えていない。大学1〜2年を対象とした。
  基本的には、教科書は講義を担当される先生方に、各自の歴史観や専門分野に重点をおいた授業計画と教科書を準備いただき、今回のものは副読本と考える。ただし、この本は将来、継続教育に関する試験に利用可能ものもとする。
  また、いくつかの質疑が行われた、その概要は以下の通り。
  1. 価格設定はどうするか。
  2. 電子媒体CD-ROM 500円くらいがよいのではないか。
  3. 人物史をどう扱うか。
  4. 『土木と100人』(土木学会誌)等の基礎資料は文献リストをつけるべきではないか。
  5. これに関連し、河村委員より『土木と100人』の編集経緯が紹介された。
  6. また、松浦委員より『国土を造った土木技術者たち』(鹿島出版会)の紹介があった
13)その他
  1. 資料「調査研究費」について小林幹事長より、土木史フォーラムに10万円の配当が合ったはずなので、事務局で確認して欲しい旨の依頼があった。
  2. 資料「平成14年度土木学会土木史研究委員会の活動度」について為国幹事より、  評価項目IのA研究会の数値8は88、「参加・関与人数」は745となる旨の訂正があった。
3. 報告事項
1)論文賞への推薦論文
  今年度は査読がないので該当なし。(小林幹事長)

2)オーラル・ヒストリー研究小委員会報告
 テーマを土木全般で行って欲しいとの意見に対し、科研費(道路関係のみ)との兼ね合いがあり、道路関係人物のインタビューとなっている。今後の課題はインタビューアーを増やしたいとの回答あり。(藤井氏)
  また、本委員会でもテクニックを磨けるよう、ワンデーセミナー等を開いて欲しいとの要望があったが、イギリスではインタビューアーの養成に1週間程度掛けるため、講習会の開催方法等もふくめ今後の検討課題となった。

3)古市公威研究小委員会報告
科研を土木以外の分野へ申請したが採択されなかった。来年度、生誕150周年であり、何らかのシンポジュウム等が計画されるはず。研究の成果として、パネル展、出版、シンポの実施などを考えている。(松浦委員)