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ごみ処理システムの広域化計画に関する最適化モデル分析
荒井康裕1・稲員とよの2・小泉明3
1 正会員 工修 東京都立大学大学院 助手 工学研究科土木工学専攻
(〒192-0397 東京都八王子市南大沢1丁目1)
2 正会員 工博 東京都立大学大学院 助教授 工学研究科土木工学専攻
(〒192-0397 東京都八王子市南大沢1丁目1)
3 フェロー 工博 東京都立大学大学院 教授 工学研究科土木工学専攻
(〒192-0397 東京都八王子市南大沢1丁目1)
本研究では,ごみ処理システムにおける広域化計画を取り上げ,地区の統合・再編化に関する適正規模の検討,並びに選択すべき処理シナリオの最適化モデル分析を試みた.まず,対象地域のごみ処理に関する費用関数を作成し,地区の集約化を財政的効率性の観点から検討した.また,総費用を最小にする目的の下,埋立処分量の削減目標レベルに応じながら,地区連携による集約パターンの選定と,選択すべき処理シナリオの組合せを同時に決定する最適化モデルを提案し,このモデルを実際の対象地域に適用した際のシナリオ結果を示した.
Key Words:municipal solid waste, area-wide planning, areal integration, optimal analysis, integer programming