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土木学会 エネルギー土木委員会 大規模地下空洞掘削技術検討小委員会






既存の解析手法と新しい解析手法を用いて、地質条件・深度・地圧条件・空洞形状・空洞規模・支保等を変化させ空洞掘削の解析を行い、結果を比較検討する。

具体的な解析・結果比較の作業のためにWGを設ける。小委員会では、解析パラメータの振り方など、問題設定に関する検討と解析結果の比較・解釈および将来の設計施工技術に結びつけるための議論を行う。

解析の問題設定に当たっては、現実の設計・施工で解らないために経験的に決めている項目、影響や因果関係が明確になれば設計が合理化できるような項目をリストアップし、また将来の地下空洞利用形態を想定した検討事項を考慮する。

新しい解析手法については、設計手法という形にする事を念頭に、調査・試験法、解析に用いるパラメータ等についても整理し、各種の解析手法同士の比較を行う。






小委員会構成委員
職名委員名所属
委員長堀井 秀之東京大学大学院 工学系研究科社会基盤工学専攻 教授
委員芥川 真一神戸大学 工学部 建設学科 助教授
岡本 明夫日本地下石油備蓄(株) 業務部役
亀田  進四国電力(株) 建設部 構造設計課
京谷 孝史東北大学 工学部 土木工学科 助教授
神山 博中部電力(株) 土木建築部 水力グループ 
野崎 隆司(財)電力中央研究所 我孫子研究所 地質地盤部 
福原  明電源開発(株) 建設部 水力計画グループ
袋井  肇関西電力(株) 土木建築室 水力開発課
水戸 義忠京都大学大学院 工学研究科 資源工学教室  助手
山辺  正埼玉大学 工学部 建設工学科 助教授
吉田 秀典香川大学 工学部 安全システム建設工学科 助教授
幹事南部 茂義東京電力(株) 建設部 土木建築技術センター
平成11年4月1日現在、委員は五十音順



解析検討分科会委員
職名委員名所属
主 査山辺  正埼玉大学 工学部 建設工学科 助教授
委員芥川 真一神戸大学 工学部 建設学科 助教授
伊藤 文雄大成建設(株) 技術研究所 岩盤研究室
打田 靖夫(株)ニュージェック 技術開発部
京谷 孝史東北大学 工学部 土木工学科 助教授
武内 邦文(株)大林組 東京本社 土木技術本部
多田 浩幸清水建設(株) 技術研究所 地下技術研究部 岩盤構造グループ
永井 哲夫<(株)青木建設 技術本部 研究所 土木研究室
野崎 隆司(財)電力中央研究所 我孫子研究所 地質地盤部
森川 誠司鹿島建設(株) 情報システム部 開発課
吉田 秀典香川大学 工学部 安全システム建設工学科 助教授
幹事宇野 晴彦東電設計(株) 技術開発本部 岩盤解析グループ
平成11年4月1日現在、委員は五十音順







平成10年12月現在までの小委員会・解析検討分科会の解析検討項目および実施内容を以下に示す。

(1)大規模地下空洞掘削解析手法の整理地下空洞掘削挙動解析手法として、微視的な節理のメカニズムに着目した解析手法について、基本的な構成則および挙動評価方法について平成9年度に検討を行った。
(2)既往地下空洞掘削時岩盤挙動表現手法の検討平成10年上期までに既往実施された大規模地下空洞掘削(東京電力(株) 塩原地下発電所)を対象として、実地盤での地質状況、応力状態、空洞形状等を考慮して、上記(1)で整理した解析手法により地下空洞掘削時のシミュレーションを全ての解析手法により実施した。そして,現在、実地盤での空洞掘削時の挙動計測結果に基づき,各種解析結果の比較検討を実施している。
(3)空洞形状の違いによる挙動解析結果への影響検討平成9年度、先行して幾つかの解析手法により空洞形状の違いによる空洞掘削挙動の解析を実施したが、平成10年度も引き続き各解析手法により空洞掘削時の実挙動が表現可能なパラメータを用いて、地下空洞形状の違いによる挙動解析結果の影響について解析を実施している。






年度小委員会分科会議事内容
H7年度第1回小委員会
(H7.11.26)
-・小委員会の設立趣旨説明
・今年度活動方針
第2回小委員会
(H8.1.25)
- ・地下空洞掘削解析条件の検討
・来年度活動方針
・分科会設立および分科会委員選考
H8年度第1回小委員
(H8.4.11) 会
-・東京電力(株)神流川水力発電所
  地下発電所調査坑現場見学
・地下空洞掘削解析仕様の検討
・適用解析手法の選定
-第1回分科会
(H8.7.22)
・東電 塩原発電所地下空洞掘削解析結果報告
 (MBC解析,ひずみ軟化解析)
-第2回分科会
(H8.11.7)
・塩原発電所地下空洞掘削解析結果報告
 (ひずみ軟化解析,直交異方性弾性解析, EQR解析)
第2回小委員会
(H8.11.21)
-・事例報告(中部電力梶@奥美濃地下発電所)
・塩原発電所地下空洞掘削解析の結果比較
・今後の解析方針
・同定物性による空洞形状の影響検討
・今後の活動方針
H9年度第1回小委員会
(H9.4.17)
第1回分科会
(H9.4.17)
・空洞形状の違いによる影響検討結果報告
 (ひずみ軟化解析、MBC解析、EQR解析)
・今後の解析・活動方針
-第2回分科会
(H9.7.11)
・塩原発電所地下空洞掘削解析結果報告
 (節理の破壊を考慮したひずみ軟化解析)
・空洞形状の違いによる影響検討結果報告(EQR解析)
・地下空洞掘削における各種安全率の定義
・今後の解析方針
-第3回分科会
(H9.10.24)
・研究報告(東北大学 京谷委員)
 「均質化法と極限支持力解析法による
 岩盤構造物の破壊強度評価法の提案」
・塩原発電所地下空洞掘削解析結果報告
 (クラックテンソル解析、複合降伏モデル)
・今後の解析方針(一要素モデル解析他)
第2回小委員会
(H9.11.20)
第4回分科会
(H9.11.20)
・日本道路公団 清水第三トンネル現場見学
・各解析手法による一要素モデル解析結果および
 Eの評価式の比較
・今後の解析・活動方針
-第5回分科会
(H10.1.29)
・解析結果報告(周辺岩盤コンター図:接線弾性係数、
 最大主応力、せん断ひずみ等)
 @塩原発電所地下空洞掘削解析結果報告
 NAPIS、MBC、EQR、複合降伏モデル、 クラックテンソル
 A空洞形状影響検討解析結果報告
 NAPIS、EQR
・H9年度委託研究報告書仕様
・今後の解析・活動方針
H10年度-第1回分科会
(H10.4.10)
・委託研究報告書解析結果報告
・今後の解析・活動方針
-第2回分科会
(H10.7.2〜3)
・各解析結果の比較検討討論会
 @塩原発電所地下空洞掘削解析結果報告
 MBC、複合降伏モデル、クラックテンソル、損傷テンソル
 A空洞形状影響検討解析結果報告
 複合降伏モデル、クラックテンソル
・大規模地下空洞の設計方法について
 堀井委員長、竹内委員、多田委員
・今後の解析・活動方針







委託研究報告
「大規模地下空洞掘削挙動解析に関する研究」目次
(1998年3月)

9th ISRM
「Comparison of computational models for jointed rock mass
through analysis of large-scale cavern excavation」

(1999年1月投稿)


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日程項目内容備考
1999.4小委員会、分科会開催・平成10年度成果報告
・研究討論会テーマ
・シンポジウム開催内容検討
小委員会・分科会同時開催
1999.89th ISRM発表(France Paris)投稿論文
1999.9土木学会全国大会
研究討論会
大規模構造物地下立地の将来展望(仮称)小委員会開催
2000.3解析検討分科会開催小委員会報告(案)
2000.4小委員会小委員会報告
2000.5シポジウム開催 大規模地下空洞掘削解析手法および
安全性評価に関するシンポジウム(仮称)
論文募集:10月号会告予定



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