原子力土木委員会関連の行事案内

　第５５回土木学会全国大会年次学術講演会共通セッションに「放射性廃棄物の処分技術」を新たに設けることになりました。
　放射性廃棄物処分のうち、高レベル放射性廃棄物処分につきましては、核燃料サイクル開発機構が昨年１１月に２０００年レポートを公表し、現在国による準備が行われており、今年度には実施主体が設立されるなど高レベル廃棄物処分は研究から事業の段階に推移しつつあります。
　高レベル廃棄物の地層処分における地下施設の設計・施工は土木技術の寄与が大きく、土木技術者は責任を持って対処することが求められています。その実現に向けた課題は、地質環境、地下水、岩盤物性評価、地下構造物設計、セメント／コンクリート、人工バリアなど多岐にわたることから、各部門の研究者が議論できる場を提供しました。
　発表件数は、９１件にものぼり、多岐にわたる分野からの発表が予定されております。
　
　　　・期日：２０００年９月２１日（木）、２２日（金）、２３日（土）の３日間
　　　・場所：東北大学川内北キャンパス講義棟（詳細は、土木学会誌７月号掲載予定）
　
　また、今回の土木学会年次学術講演会において「放射性廃棄物処分の事業化に向けた課題と土木技術が果たすべき役割」というテーマで研究討論会を開催します。
　本討論会では、高レベル放射性廃棄物処分の事業化に向けて解決すべき主要な課題を明らかにするとともに、土木技術が果たすべき役割についてパネラーや会場の参加者とで議論します。
　
　　　・日時：２０００年９月２３日（土）１０：２０〜１２：２０
　　　・場所：東北大学川内北キャンパス講義棟（詳細は、土木学会誌７月号掲載予定）