第２回　大蔵海岸陥没事故調査小委員会議事概要(案)

審議概要

1. 現地調査状況について
• 現地掘削調査の結果

防砂板の損傷（摩耗、劣化、亀裂等）が確認された。
防砂板の損傷は、砂層より雑石層の部分の方が大きい。

• レーダー探査による確実な空洞の確認は困難であったが、ファイバースコープ調査と空洞箇所への発砲ウレタン充填により、空洞を確認した。
• 潜水調査により、海側への砂の流出が南側では確認されたが、東側は、隙間が狭く確認できていない。
2. 陥没の発生要因について
• 陥没の原因については、ケーソン目地部の防砂板が損傷して穴があき、砂が吸い出され、空洞ができたことによるものと考えられる。
• 防砂板の損傷が陥没発生の主要な要因と考えられるが、損傷の原因については、さらに検討を行う必要がある。
3. 今後の進め方について
• 本日の審議を参考にしながら、明石市と国土交通省との間で調整を行ってもらい、現地調査の方法と日程を決定したい
• 掘削調査、間隙水圧調査、潜水調査等を並行して行うことが望ましい。完璧な調査を目指さず、フレキシビリティーを持たせて、ある程度調査の方向性を決定し、できるところから重点的にデータの収集を行うべき
• 全ての調査項目を並行して行うのではなく、目地等に着目した掘削調査結果を出せるものをまず先行して行うべき
4. その他
• 防砂板について、材料試験やデータの収集による細かい分析を行う必要がある。
• 事故部もしくはその付近の水理特性等の測定調査を行う必要がある。
• 他のケーソン継ぎ目についても掘削調査を行い、防砂板の確認を行う必要がある。
• 次回委員会を２月２３日に開催し、陥没発生要因に関する更なる分析と今後の復旧対策方法について協議の予定。

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