「第26回土木情報システムシンポジウム」開催の報告 2001年10月30,31日 於:中央大学駿河台記念館 |
「第26回土木情報システムシンポジウム」は、平成13年10月30,31日の2日間,延べ約250名の参加者を得て、中央大学駿河台記念館において開催された。 シンポジウムは査読付論文(25編)、自由投稿論文・事例報告(27編)の発表及び展示(5編)と、発表件数は、数年振りに前年を上回った。また、近年の傾向として査読付論文の割合が増加していることと学校関係者からの発表が多くなっていることがあげられ、今年は学校関係の発表が28件と半数を上回った。 2日目の特別講演では、急速に普及が進むブロードバンドサービスについて、ニフティ(株)の奥村滋氏を講師にお招きし「ブロードバンド時代のネットワーク利用」と題する講演が行われ、超高速・常時接続の特徴を生かしたブロードバンドコンテンツ,建設ポータルサイト,コミュニケーションツールなどの新たなサービスの紹介が行われた。更に便利になるネットワーク時代に、我々利用者からの新しい使い方の発掘の必要性を再認識した講演であった。 引き続き「土木技術者とIT」と題し、座長に長峯洋(清水建設)、パネラーに藤野健一(国土交通省北陸地方整備局)、皆川勝(武蔵工業大学)、井上貞文(大林組)、高田知典(テクノバンガード)の各氏を迎えてパネルディスカッションが行われた。座長による趣旨説明に始まり、井上,藤野の両氏から現場事務所におけるIT利用や国土交通省の情報システム構築の目的などの話題提供が行われ、その後会場の参加者も交えて、技術者教育や大学教育に求められるIT技術,情報リテラシーの重要性,民間主導のIT活用などについて活発な討論が行われた。 今回も、学生の発表者を対象とした優秀講演者の表彰を行い、志谷倫章(室蘭工業大学)、田野岡直人(長崎大学)、古田明広(東京理科大学)の3氏に賞状と副賞が授与された。
JR東日本 桑原清 (土木情報システム委員会 幹事会企画部会長) |
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