高分解能衛星を活用した災害復旧支援
水上 紀明 建設省土木研究所材料施工部機械研究室 茨城県つくば市旭1
Tel:0298-64-4702
mizukami@pwri.go.jp
江本 平 建設省土木研究所材料施工部機械研究室 茨城県つくば市旭1
Tel:0298-64-4702
【抄録】土砂災害等の災害発生時には、被災規模など様々な情報を短時間で収集・把握し、被災者の救済や復旧作業を安全かつ速やかに行う必要がある。一方、最近では衛星リモートセンシングデータの精度が向上し、広範囲かつ高精度な地表のデジタル情報が取得可能である。このため、現在用いられている現場写真などに加え衛星データを利用することで、より的確に現場状況を把握し、二次災害を防止するとともに効果的な災害復旧計画を立案することが可能となった。本論文では過去の災害事例や衛星データについての文献調査、および各復旧段階で要求される情報特性の整理を行い、災害発生時における衛星データ利用に関する一考察を述べるものである。
【キーワード】衛星データ、災害監視、復旧支援、GIS、リモートセンシング