建設事業における電子野帳システムの現状と将来展望
服部 達也 建設省土木研究所 機械研究室 〒305-0804 つくば市旭1番地
Tel 0298-64-2211
平下 浩史 建設省土木研究所 機械研究室 〒305-0804 つくば市旭1番地
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江本 平 建設省土木研究所 機械研究室 〒305-0804 つくば市旭1番地
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小松 修夫 建設省土木研究所 機械研究室 〒305-0804 つくば市旭1番地
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【抄録】電子野帳システムは,現場情報をその場で電子データにするものであり,品質管理や点検・パトロール結果等の把握や活用を行なうのに有効なツールの一つである.建設省においても,複数の工事事務所で導入が進められている.本論分では,まず,建設省等への導入状況・機器構成,利用場面,導入効果を調査するため全国的なアンケートを行った.その結果,施工管理関係ではパソコンを利用した1つのシステムが広く使われているのに対して,維持管理関係では携帯型の電子野帳を利用した個別のシステムが多く用いられていた.さらに,アンケート結果と四国地方建設局の大渡ダムにおいて試験導入されたダム用ゲート点検システムのヒアリングを通して,電子野帳の課題と解決策を整理し,将来的な電子野帳システムに求められる機能を整理した.
【キーワード】施設管理,情報の標準化,CALS,電子野帳,情報共有