時空間データベースのダイナミックな更新を目指した概念データモデルの提案
関本義秀 東京大学空間情報科学研究センター 目黒区駒場4−6−1東京大学生産技術研究所第5部柴崎研究室
Tel&Fax:03‐5452‐6417
柴崎亮介 東京大学空間情報科学研究センター 目黒区駒場4−6−1東京大学生産技術研究所第5部柴崎研究室
Tel&Fax:03‐5452‐6417 
【抄録】 近年,データ取得技術の発展でほぼ同じようなフィーチャー(地物)に対して, 様々な種類の時空間観測データが存在するようになってきた. フィーチャーの状態をよりよく推定するにあたってそれらの多様な観測データを, 断片的な情報も含め,できるだけ利用しようというのは自然な流れである. もちろん,各分野の観測データの特徴にあった統合手法が発展してきている. しかし,たとえばPHSを利用して個人の時々刻々の居場所をトラッキングできるようになりつつあるなど, 今後利用できるデータは極めて多様であり,従来のものと異なることが予想され, そのような取得可能な多様なデータから実際に生じた事象を推定,再現,予測できるような, よりインテリジェントなシステムが次世代的なGISと思われる。 本研究ではそのように多様なデータを扱うことができ、 またダイナミックな更新を目指した時空間データベースの概念データモデルを提案する。
【キーワード】 時空間データベース,概念モデル,観測データ,イベント