空港建設計画の景観予測ツールとしてのCGアニメーションシステム
草間晴幸 大阪大学大学院工学研究科
環境工学専攻
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王礼華    
笹田剛史    
【抄録】 土木構造物の建設計画に対して環境アセスメントを行うことが一般的に 義務付けられてきており、「自然環境アセスメント技術マニュアル」には、 景観予測の手法としてフォトモンタージュ、透視図、模型、ビデオ、CG 静止画が規定されている。しかし、高度なCGアニメーションがPC上で容易に 制作できる状況になってきたことを考えると、CGアニメーションを景観予測の 手段として利用できるようになってきた。本研究は、著者らの研究室で遂行 してきたデザインプロジェクトに用いられてきた従来のCGアニメーション システムの問題点を整理した上で、最新の動画技術を応用したCG アニメーションシステムを構築し、実際の空港計画の景観予測に利用する ことにより、その有効性と今後この種のシステム開発に対する基礎的実証 資料を提供することを目的とする。
【キーワード】 空港建設計画、景観予測、CGアニメーション、動画ツール、ノンリニア編集