橋梁の非線形解析における解の安定性を目的とした手法の開発
牧 秀彦 富士通エフ・アイ・ピー(株) 科学技術システム部 〒135-8686 東京都江東区青海2-45(タイム24ビル)、e-mail:maki@sei.fip.co.jp
中川 忠直 富士通エフ・アイ・ピー(株) 科学技術システム部 〒135-8686 東京都江東区青海2-45(タイム24ビル)、e-mail:nakagawak@sei.fip.co.jp
西田 海 富士通エフ・アイ・ピー(株) 科学技術システム部 〒135-8686 東京都江東区青海2-45(タイム24ビル)、e-mail:kai@sei.fip.co.jp
【抄録】 阪神大震災以降、橋梁などの構造設計において構造物に掛かる荷重が材料の降伏点を超え弾性変形領域から塑性変形領域に入ることを 考慮した弾塑性問題を解析する件数が増加している。このような問題を解くためにはコンピュータによる高度な構造解析システムを使 用するのが一般的であり、従来より広く用いられているニュートン法に代表される収束法や荷重増分法などが上げられる。しかし、こ れらの手法を使いこなすためには、非線形解析の専門的なノウハウが必要となるなど数々の問題点が顕在化してきた。本件はこのよう な問題点を解決するために、解の安定を目的とした手法を非線形解析システムに取り込み従来の方法と比較し、その実用性について報 告する。
【キーワード】 橋梁の耐震解析システム、弾塑性問題、非線形解析、反復補正計算、収束法、荷重増分法