準乱数とGAを援用した効率的な積分法に関する基礎的研究
松保重之 阿南工業高等専門学校・専攻科 〒774-0017 徳島県阿南市見能林町青木265、Tel.0884-23-7203、e-mail: matsuho@anan-nct.ac.jp
西丸範生 阿南工業高等専門学校・専攻科 〒774-0017 徳島県阿南市見能林町青木265
【抄録】 システムは微分方程式で表されることが多く、合理的なモデル化を行おうとすると多数のパラメータに関する多重積分の実行が必要である。しかし、このように積分変数の数が増えると通常の方法では精度の良い解を得るのは困難である。最近は効率化手法としてモンテカルロ法が用いられるが、通常のモンテカルロ法では積分の数が増えるとやはり非効率である。そこで、本研究では、リヒトマイヤの考案した準乱数とGAを援用した効率的な積分法の開発を試みた。そして、その有効性を数値計算例によって示した。
【キーワード】 準乱数、モンテカルロ法、GA、多重積分、効率化積分