地域景観シミュレーション・データベース・システムの協調設計への利用に関する研究
榊原和彦 大阪産業大学 工学部 環境デザイン学科 〒〒574-8530 大阪府大東市中垣内 3-1-1、k-bara@edd.osaka-sandai.ac.jp
細野 高宏 西松建設株式会社 土木設計部 技術電算課 〒105-8401 東京都港区虎ノ門一丁目二十番十号、hosono-t@po.iijnet.or.jp
【抄録】  地域景観シミュレーションにおいて三次元コンピュータグラフィックスが一般的に利用されるようになったが、膨大となるデータの生成と利用の効率化が課題である。こうした状況に対して、我々は従来より、一連のデータ生成作業行程を含めたデータのハンドリングとストックのためのシステムを地域景観シミュレーション・データベース・システムと呼び、その構築を行ってきた。本研究では、このデータベース・システムの新たな展開をはかるために、急激な発達を遂げたネットワーク環境における、情報共有化による協調設計への利用を検討した。そのために、各自の思考とデータを共有する基本モデル環境を構築し、その問題点と可能性についての検討を行った。
【キーワード】 情報の共有化・システム設計・インターネット