携帯電話を活用した橋梁のモニタリングシステムの開発 所属機関 
林 健治 トピー工業(株)
鉄構事業部 技術部 開発グループ
〒441-8510 愛知県豊橋市明海町1番地
0532-25-1111
【抄録】 橋梁の維持管理は、21世紀における社会資本整備の中で最も重要な課題の一つである。これを受けて、橋梁業界では、橋梁の計画、設計、施工から維持管理を含めたライフサイクル全般に亘り、コストの低減を可能にする技術の開発に鋭意取り組んでいるところであるが、1)ライフサイクルコストの評価法の確立、2)橋梁のモニタリングシステムの開発、3)情報通信機器を用いた維持管理手法の確立、4)既設橋梁の診断・評価システムの確立が、不可欠となっている。特に、橋梁のライフサイクルにおける状態を観察・監視して、その経時変化を把握し、定期的な検査・診断を行う上で、2)のシステム開発が重要な鍵となる。本報では、携帯電話を利用したシステムに関して報告するものである。
【キーワード】 鋼橋、情報化施工、維持管理、モニタリング、遠隔制御