レベル2地震を対象とした橋梁構造物の耐震性能評価システム
斉藤信行 (株)フォーラムエイト 開発第6グループ 〒889-2155 宮崎県宮崎市学園木花台西2-1-1、saitou@forum8.co.jp
青戸拡起 (株)フォーラムエイト 開発第6グループ 〒889-2155 宮崎県宮崎市学園木花台西2-1-1、h_aoto@forum8.co.jp
安部慶一郎 (株)フォーラムエイト 開発第6グループ 〒889-2155 宮崎県宮崎市学園木花台西2-1-1、kei@forum8.co.jp
金徳印 (株)フォーラムエイト 開発第6グループ 〒889-2155 宮崎県宮崎市学園木花台西2-1-1、kin@forum8.co.jp
【抄録】 道路橋示方書耐震設計編の改訂が行なわれ、性能規定型の技術基準への整備が進んでいる。これに伴い、より精度の高い照査方法として動的照査法が推奨され適用範囲も拡大された。大規模(レベル2)地震に対しては橋梁の非線形性を考慮するだけでなく、地震時の挙動を精度よく推定し、橋梁全体系の安全性を評価することが一層重要となった。しかし、現在一般的な骨組みツールは適用可能な橋梁形式が制限され、特に3次元挙動の再現精度が低い。そこで、あらゆる橋梁に適用が可能で、かつ任意方向からの荷重に対応可能な高精度の3次元解析を可能とする、ファイバーモデルに基づく3次元動的非線形解析法を導入し、橋梁全体系の耐震性能評価システムを構築した。そしてこのシステムの実務への適用事例を紹介する。
【キーワード】 レベル2地震,3次元動的非線形解析,性能規定,耐震性能評価システム,ファイバーモデル