ファジィ推論を用いた有限要素CAEシステム
杉田 尚男 八戸工業高等専門学校 建設環境工学科 八戸工業高等専門学校 建設環境工学科、sugita-z@hachinohe-ct.ac.jp
藤原 広和 八戸工業高等専門学校 建設環境工学科
矢口 淳一 八戸工業高等専門学校 建設環境工学科
鳥居 邦夫 長岡技術科学大学 環境・建設系
【抄録】現在,有限要素法における解析モデルは,大型化・複雑化し解析作業においてメインプロセッサ負荷に対するプリプロセッシング負荷の割合が急激に増加している。モデル生成の効率化の必要があり,様々な自動メッシュ分割法が提案されているが,要素数・要素形状などにおいて、必ずしも最適化されたとは言い難い。本研究では,応力集中部への解析者の経験的な判断によってのメッシュ分割プロセスをファジィ理論にて論理的に表現した。特にファジィラベルによるメンバーシップ関数選択と応力密度分布の情報に基づくCAEシステムを提案する。
【キーワード】 ファジィ推論,有限要素法,CAEシステム,メンバーシップ関数