大規模土工事における精密施工法の導入・運用とその効果
大前延夫 ハザマ大阪支店土木部 〒541-0048大阪府大阪市中央区瓦町4-4-8、06-6201-2754、omae@hazama.co.jp
建山和由 京都大学大学院工学研究科 〒606-8501京都府京都市左京区吉田本町、075-753-4787、tateyama@kiban.kuciv.kyoto-u.ac.jp
海老原雄志 ハザマ大阪支店淡路島出張所 〒656-2212兵庫県津名郡津名町佐野1970-1、0799-65-0521、ebihara@hazama.co.jp
沖政和 ハザマ大阪支店淡路島出張所 〒656-2212兵庫県津名郡津名町佐野1970-1、0799-65-0521、oki@hazama.co.jp
須田清隆 潟Wオスケープ 潟Wオスケープ、〒107-0061東京都港区北青山2-5-8、03-5410-2366、suda@geoscape.co.jp
【抄録】 精密施工は、「綿密な現場の調査・計測を通じて地盤特性の空間的な分布や施工条件に関する詳細な情報を把握した上で、 施工方法の決定、工程計画の策定及び運営管理といった建設工事のプロセス全体の最適化を図ったもの」であり、いわば建設工事の 各種要因についての最適化を実現する技術である。筆者らは、この精密施工法を大規模土工事に導入し、約2.5年間の運用を行って いる。導入運用した「精密施工法」は、@マッピング機能を有する三次元GIS(データベース)、A情報管理システム(ネットワーク)、 B刻々と変化する現場の状況にリアルタイムで対応できる意志決定支援システム、の3要素から構成されている。本論では、そのうち の意志決定支援システムを中心に、運用とその効果について述べるものである。
【キーワード】 精密施工、リアルタイム、加工情報、判断支援システム、最適配置