土地可燃性評価情報の地図化システムの改善
佐々木麻衣 朝日航洋・空中探査部 〒350-1331狭山市新狭山1-18-1、e-mail mai-sasaki@aeroasahi.co.jp
木俣昇 金沢大学工学部・土木建設工学科 〒920-8667金沢市小立野2-40-20、e-mail kimata@t.kanazawa-u.ac.jp
境野庄司 朝日航洋・空中探査部 〒350-1331狭山市新狭山1-18-1
【抄録】 著者らは,前論文で, 地域の基本情報である土地被覆分類図の一つの活用形態として,土地可燃性情報の地図化システム への展開と, その地域防災マスタープランの作成支援について報告した. しかし, この活用形態が自治体レベルで実行に移されるにはいくつかの課題がある. 一つは土地被覆分類図の作成に関する費用という現実的な問題で, もう一つは技術的な問題で, 土地可燃性指標の構成要素であるブロック数の自動算出アル ゴリズムの精度の向上である. 本論文では, 前者については急速に利用環境が整ってきている高分解能衛星画像の活用による費用軽減化, 後者については新 たにメッシュ属性の膨張/収縮処理を導入したアルゴリズムによる精度改善について報告する.
【キーワード】 土地被覆分類図, 属性メッシュマップ, 衛星画像, 費用削減化, 防災計画, アルゴリズム改良