21世紀における社会基盤整備ビジョン並びに情報発信に関する検討特別委員会
 

委員会設置の趣旨

構造改革期にある日本の社会システムのあらゆる分野において、将来のビジョンが不透明になっている。少子化・高齢化社会の到来を前にして、今後社会資本に対して十分な投資が期待できないとの認識が広がりつつあるなか、「社会基盤整備は既に十分に行われている」とか、「無駄な社会資本投資が横行している」というイメージが定着することは、あるべき社会を実現する上で大きな障害となり、国民にとって望ましいことではない。一方、公共投資により地域格差を是正する手法は行き詰まりをみせており、大都市と地方の問題に対する解決の方向が求められている。

本特別委員会では、21世紀に望まれる人々の暮らし方、住まい方と、これを支える社会基盤整備の方向を探り、将来ビジョンをとりまとめるとともに、大都市と地方の問題に関する議論を行い、論点を抽出し、解決の方向を模索する。さらに、バーチャルリアリティ、インターネットホームページを利用した広報など、新たな形態を模索し、21世紀における社会基盤整備ビジョンを一般社会に情報発信する方法を提示する。その一部については可能なものから実行に移す。

 

委員会の性格

本委員会は、会長提言を具体化するための特別委員会である。

 

活動計画

活動期間は平成11年6月より1年間とする。委員会は、7月、12月、3月の計3回程度開催する。平成12年4月に活動成果公表のために、シンポジウム、記者発表、バーチャルリアリティ体験フェアーを併せて開催する。

 主な審議事項(暫定案)

・ 7月委員会 :大都市と地方の問題に関する論点を抽出し、それぞれの論点における考え方、 社会基盤整備との関連を審議する。

・12月委員会 :大都市と地方の問題に関する論点・考え方を整理し、解決の方策をリストアップするとともに、社会基盤整備の役割・方向を審議する。

・ 3月委員会 :リストアップされた大都市と地方の問題に対する解決策、および社会基盤整備ビジョンに関して、その相違点、得失等を比較検討するとともに、シンポジウムの運営方針を議論し、準備を行う。


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