平成18年8月18日

社団法人 土木学会


平成18年7月豪雨災害緊急調査団派遣について

  1. 目的
     平成18年7月18日から24日にかけて九州南部に停滞した活発な梅雨前線は、球磨川水系および川内川水系を中心に土砂崩れや河川の氾濫などの被害をもたらした。
     特に鹿児島県および宮崎県では県内を流れる川内川の水位が計画高水位を超過し、泥を含んだ水が大量に流れ出して2,000世帯以上が水に浸かった。また熊本県、鹿児島県を中心に道路の法面崩壊・冠水が発生し、それにより通行が規制されるなど、甚大な被害を発生させた。
     土木学会では、小松利光九州大学教授を団長とする、土木学会平成18年7月豪雨災害緊急調査団を組織して総合的な災害調査に当たる。
     本調査では、学術的視野に立って今回の洪水発生のメカニズム、防災施設の状況、避難体制の実態などを明らかにし、地球温暖化等で災害外力が増加しつつある中、今後の防災策等に資する事を目的とする。
  2. 調査地域
     鹿児島県川内市、宮崎県えびの市および熊本県人吉市・球磨村での災害を中心として調査を行う。
  3. 団長および団構成
    団長
    小松利光 九州大学教授(河川工学)
    団員
    島谷幸宏 九州大学教授(河川工学)
    押川英夫 九州大学助手(環境水理学)
    中川 一 京都大学防災研究所教授(土砂水理学)
    野口正人 長崎大学教授(河川工学)
    大本照憲 熊本大学教授(河川工学)
    田中健路 熊本大学助手(気象学)
    森山聡之 崇城大学助教授(河川工学)
    杉尾 哲 宮崎大学教授(河川工学)
    村上啓介 宮崎大学助教授(海岸工学)
    北村良介 鹿児島大学教授(地盤工学)
    疋田 誠 鹿児島工業高等専門学校教授(土砂水理学)
  4. 調査期間
     平成18年8月9日〜平成19年3月31日
  5. 取材窓口
    小松利光 (大学電話)092-642-3279   (携帯電話)090-4475-6358
  6. 速報会等
    速報会の日時については未定。
  7. 連絡先
    土木学会の窓口は、下記へお願いします。
     事務局 企画総務課長 竹田 廣 office@jsce.or.jp
以上