土木学会 刊行物案内


書籍詳細情報

 地盤は悪夢を知っていた−地盤に残る地震痕跡−

表紙イメージ
書籍データ
コードNo.P1039
ISBN978-4-8106-1039-0
編集地震工学委員会 地盤と地形に刻まれた
地震・災害痕跡データの公開促進小委員会
発行年月2021/7
版型:頁数新書判,210ページ ,並製本
重量208g
定価\935(本体 \850+税)
会員頒布\850(本体 \773+税)
送料\600(本体 \546+税)
 [目次]   [正誤表]



 「地震災害の報道は、痛ましい被災の現実を容赦なく茶の間に持ち込むが、報道も、私たちも、その騒ぎが嘘だったかのように、やがて日常を取り戻していく。しかし、地盤には粘土細工のように過去の災禍が記録される。今の災禍も目の前にある。時には未来の災害の予兆まで見せてくれる」

 百人一首や室町時代の旅日記「梅花無尽蔵」など、様々な史料に描かれた情景やできごと、そして最新鋭のリモートセンシング技術で初めて見えてくる画像を科学的に読み解くと、「痕跡」が物語る警告のみならず、地盤や地形がもたらしてきた恩恵にも思い当たるのです。

 防災に携われている研究者、技術者、関係者はもとより、身の回りの防災に対して関心をお持ちの多くの方々にも是非お薦めしたい必読の一冊です。


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