トンネルライブラリー第21号 性能規定に基づくトンネルの設計とマネジメント

目次


第1章 はじめに
1.    はじめに	
1.1   近代のわが国のトンネル設計法の変遷と経験的伝統	
1.2  「ものづくり」から「しくみづくり」の時代へ	
1.3   本書の目的・意義と構成	
1.3.1 本書の目的・意義	
1.3.2 本書の構成	
1.3.3 トンネル構造物の包括設計コード,固有(基本)設計コードの考え方	
1.4   用語の定義	

第2章 トンネルを取り巻く設計法の国際標準化に関する動向
2.    トンネルを取り巻く設計法の国際標準化に関する動向	
2.1   ISOを巡る世界の動向	
2.1.1 ISOとそれを取り巻く国際標準化の構図	
2.1.2 ISOに対するわが国の取り組み	
2.2   土木構造設計における国際標準化の動向	
2.2.1 ISOにおける土木分野関連規格の動向	
2.2.2 わが国の包括設計コードの制定の動き	
2.2.3 わが国の土木個別分野における国際標準化への対応	
2.2.4 ITA(国際トンネル協会)の動向	
2.3   まとめ	

第3章 トンネルの機能と性能
3.    トンネルの機能と性能	
3.1   現行の示方書,基準類におけるトンネルの「機能」と「性能」の用いられ方	
3.1.1 「機能」の用いられ方	
3.1.2 「性能」の用いられ方	
3.2   機能と性能の定義	
3.2.1 定義の方針	
3.2.2 機能と性能の定義	
3.3   トンネルの機能の詳細	
3.4   トンネルの要求性能の詳細	
3.4.1 要求性能の整理・分類の考え方	
3.4.2 要求性能の整理・分類の結果	
3.5   まとめ	

第4章 要求性能に対する照査アプローチ
4.    要求性能に対する照査アプローチ	
4.1   要求性能に対する照査の考え方	
4.2   要求性能に対応する性能指標と性能代替指標	
4.3   構造安定性能と耐久性能の照査	
4.3.1 信頼性設計法の考え方	
4.3.2 部分安全係数法による照査の考え方	
4.3.3 構造安定性能の照査の例	
4.3.4 耐久性能の照査の例	
4.4   要求性能に対する性能照査の将来展望と今後の課題	

第5章 維持管理段階における照査アプローチ
5.    維持管理段階における照査アプローチ	
5.1   現行の「点検・評価」から性能照査へ	
5.1.1 調査の対象とした点検・評価基準類	
5.1.2 点検・評価基準類の調査結果	
5.1.3 要求性能と性能代替指標,モニタリング項目	
5.2   要求性能に対する照査基準	
5.2.1 性能照査手法の基本的な考え方	
5.2.2 レイティングによる性能照査基準の設定	
5.3   要求性能に対する性能照査手法	
5.3.1 性能照査手法の概要	
5.3.2 トータル性能インデックスの算出方法	
5.3.3 要求性能の重み付け	
5.3.4 性能照査基準の配点	
5.3.5 ケーススタディ	
5.3.6 まとめ	
5.4   維持管理段階における性能照査の今後の課題	

第6章 ライフサイクルデザイン・アセットマネジメントの導入
6.    ライフサイクルデザイン・アセットマネジメントの導入
6.1   既往のマネジメント手法	
6.1.1 既往のマネジメント手法の概要	
6.1.2 既往の研究	
6.1.3 アセットマネジメントの実施事例	
6.2   ライフサイクルデザインの考え方	
6.2.1 ライフサイクルデザインとは	
6.2.2 LCDにおけるデザインの基本的な考え方	
6.3   アセットマネジメントの導入検討	
6.3.1 概説	
6.3.2 トンネルへの適用性について	
6.3.3 性能評価・性能評価モデル	
6.3.4 性能低下予測モデル	
6.3.5 修繕過程のモデル化	
6.3.6 資産評価法	
6.3.7 LCCの最適化	
6.4   今後の検討課題	
6.4.1 望ましいマネジメント手法導入に向けた検討課題	
6.4.2 モデル化に向けた検討課題	
6.4.3 サービスレベルの設定に関する課題	

第7章 おわりに
7.    おわりに	

参考資料
参考資料A. トンネル分野以外での性能規定に関する動向	
参考資料B. トンネルの機能と性能の定義・分類例	
参考資料C. 維持管理点検に関する指針類の事例