トンネルライブラリー第18号 より良い山岳トンネルの事前調査・事前設計に向けて

目次


1.山岳トンネルにおける事前調査,事前設計の意味

2.日本の地形・地質の特徴

3.事前調査・事前設計の現状と問題点
 3.1 トンネルの事前調査・事前設計の特徴と位置付け
 3.2 事前調査・事前設計と実施工の差異
  3.2.1 事前調査結果と実際の地山との差異
  3.2.2 事前設計と実際の支保パターンとの差異
  3.2.3 補助工法採用の実態
 3.3 事前調査の現状と問題点
  3.3.1 資料調査
  3.3.2 現地踏査
  3.3.3 物理探査
  3.3.4 水文地下水調査
  3.3.5 ボーリング調査
  3.3.6その他の調査
 3.4 事前設計の現状と問題点
  3.4.1 事前設計の現状
  3.4.2 事前設計の問題点
 3.5 相違事例
  3.5.1 事例1:Aトンネル
  3.5.2 事例2:Bトンネル
  3.5.3 事例3:Cトンネル
  3.5.4 まとめ

4.事前調査
 4.1 地質調査
  4.1.1 地質調査の目的
  4.1.2 地質調査の種類と特徴
  4.1.3 地質調査の計画と方法
  4.1.4 地質構造の想定
 4.2 水文・地下水調査
  4.2.1 トンネル掘削に伴う湧水・渇水
  4.2.2 トンネル湧水の分類
  4.2.3 水文調査の種類と特徴
  4.2.4 湧水・渇水推定手法
  4.2.5 水文調査の評価と留意点
  4.2.6 地下水調査の方法
  4.2.7 地下水調査の評価と留意点
 4.3 その他の調査
  4.3.1 環境調査の概要と留意点
  4.3.2 気象調査の概要と留意点
  4.3.3 施工条件調査
  4.3.4 関係法令等に関する調査
 4.4 事前地質調査報告書
  4.4.1 概略調査(基本設計のための報告書)
  4.4.2 精密調査(詳細設計のための報告書)
  4.4.3 補足調査(問題箇所の補足調査)
 4.5 トンネル事前調査の例
  4.5.1 塊状地盤
  4.5.2 層状地盤
  4.5.3 第三紀地盤
  4.5.4 小土被り

5. 事前設計
 5.1 事前設計の方法
 5.2 地質調査報告書の読み方
  5.2.1 地質調査報告書の読み方
  5.2.2 調査者への質問内容
  5.2.3 事前設計における追加地質調査の提案
 5.3 事前設計
  5.3.1 支保パターンの決め方
  5.3.2 設計各論
  5.3.3 設計事例
 5.4 施工時の調査に関する考え方
  5.4.1 施工時の岩判定と支保工の決定
  5.4.2 施工時の地質調査
 5.5 事前設計報告書に求められる内容

6. 今後の展望

7. トンネルの物理探査技術
 7.1 物理探査技術の種類と適用限界
  7.1.1 トンネルに適用される物理探査の種類とその特徴
  7.1.2 探査物理量と地山状態の関係
 7.2 弾性波探査屈折法
  7.2.1 弾性波探査屈折法の原理
  7.2.2 弾性波探査屈折法適用上の留意点と問題点
 7.3 電気探査比抵抗法
  7.3.1 電気探査比抵抗法の原理
  7.3.2電気探査適用上の留意点と問題点
 7.4 その他の物理探査技術
  7.4.1 弾性波探査(反射法)
  7.4.2微動探査
  7.4.3電磁探査

8. ボーリング調査
 8.1 地表部からの調査
  8.1.1 地質構造調査
  8.1.2 地下水調査
 8.2 坑内からの調査
  8.2.1 長尺ボーリング
  8.2.2 中尺ボーリング
 8.3 調査結果の評価例
  8.3.1 ボーリングコア
  8.3.2 掘削時の機械的データ
  8.3.3 水平ボーリングのコアから走向行傾斜の解析方法
 8.4 新しいボーリング技術
  8.4.1 ワイヤライン制御掘削工法
  8.4.2 ケーシリング追従ハイブリット工法
  8.4.3 ロータリーパーカッションによるPS工法