土木図面のアーカイブ化について
情報資料部門土木図書館委員会
土木学会図書館委員会では、文科省科研費を得て土木アーカイブ整備の一環として、歴史的土木構造物の図面を中心としたデジタル化を進めている。これまで土木研究所所蔵の増田淳の図面、東京都土木技術支援・人材育成センター所蔵の橋梁図面および土木図書館所蔵の真田秀吉旧蔵資料図面を対象として、その一部を試行的に実施した。
土木図面は、近代土木技術の関連資料の中でもその史料性からとりわけ重要な位置を占める。しかし、現存する歴史的土木構造物でも、図面が残されている例は必ずしも多くはない。
図面は他の図書と異なり、公開を意図したものではなくその存在については、実態がよく把握されていないのが現状である。これらの関連資料は時間の経過とともに失われる可能性が高く早急に着手する必要がある。土木分野では、図面を史料対象として扱い積極的に評価する面では遅れているが、図面を含む関連資料に関する調査・研究は、歴史的土木構造物の保全と一体不離の課題であり、かつとりわけ緊急性の高いテーマである。
今後、本調査をきっかけに、土木分野のアーカイブ調査がさらに拡大することを期待する。
(本事業は東京都土木技術支援・人材育成センター(旧東京都土木技術センター)との共同研究事業の一環であり、また(独)土木研究所から図面の提供を受けて実施しています。)
関連資料『アーカイブとしての土木図面に関する調査報告書』
本研究は、土木学会図書館委員会と鋼橋技術研究会の関係部会で実施したもので、平成18,19年度の文科省研究助成を受けて上梓した。
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