インターナショナルサマーシンポジウム
International Summer Symposium


第12回インターナショナルサマーシンポジウム



 2010年9月18日(土)に日本大学理工学部船橋キャンパスにおいて,第12回インターナショナルサマーシンポジウムが土木学会国際委員会(委員長:古田均・関西大学教授)の主催で開催された.このシンポジウムは土木学会の国際活動の一環として,英語での研究成果の発表の機会を設けることにより,日本に滞在中の留学生・エンジニアを中心に,国際交流と相互理解を深める目的で企画されたものである.1999年から開催され,12回目となる今回は約140名の参加者(外国人学生・エンジニア80名,日本人学生・エンジニア44名,組織委員会委員他19名)を得て,7部門・81件の研究発表,基調講演,スタディー・ツアー・グラント招聘者である韓国・モンゴル・トルコ・インドネシアの学生による報告,ならびに懇親会が行われた.また一昨年から論文の質を向上させることを目的として全文査読を実施した.なお今回のシンポジウムは,公益信託「土木学会学術交流基金」の助成を受けて実施された.
 シンポジウム当日は,午前・午後合わせて計19の一般講演セッションおよび基調講演が行われた.基調講演は,森地茂・政策研究大学院大学教授(土木学会元会長)による” Development of Infrastructures and National Growth in Asia ?Current Situation and Future Perspectives in Viet Nam-”と題する講演が行われた.アジアにおける今後のインフラ整備の考え方に関する話題で,参加者にとって有意義な講演であったと思われる.また,一般講演での発表においてはどのセッションでも活発な議論がなされ,参加者相互間の有意義な情報交換ができたものと考える.
 最後に参加者が一堂に会し懇親会が催され,その中で優秀発表講演者(受賞者は下記のとおり)に賞状と記念品が授与された.懇親会での参加者間の活発な交流によって,シンポジウムの主目的である国際交流と相互理解はさらに促進された.


優秀発表講演者 19名(敬称略)
Pang Jo Chun(Yonsei University) / S.V.T. Janaka Perera(埼玉大学) / Richelle Zafra (東京工業大学) / San Yu Khaing(横浜国立大学) / Nguyen Ba Thuy(埼玉大学) / Kazuki Aoyanagi(東北大学) / Hiromi Suzuta(朝日航洋) / Junichi Yoshitani(国土技術政策総合研究所) / Phan Huy Dong(横浜国立大学) / Seto Wahyudi(東京大学) / Shaphal Subedi(埼玉大学) / Rama Mohan Pokhrel(埼玉大学) / Jirapat Phornprapha(日本大学) / Jia Luo(山梨大学) / Nikko Nestor F. Espenilla(De La Salle University) / Phongphan Tankaseam(Khon Kaen University) / Nguyen Duc Hai(埼玉大学) / Islam Mohammed Russedul(横浜国立大学) / Champika Ellawala Kankanamge(埼玉大学)



開会式の様子



森地教授特別講演

(国際委員会 第12回サマーシンポジウム組織委員会委員長 福田 敦(日本大学))

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