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土木学会誌

■土木学会誌2012年1月号モニター回答


■ 道東自動車道 夕張─占冠間の開通 本宮 剛志

東日本大震災を受け、ライフライン確保のために高速道路のミッシングリンク解消が求められている中で、夕張―占冠間での道東自動車道の開通は、非常に意味のある内容だと思う。航空写真でも見てとれるとおり、道東自動車道の夕張―占冠間は、都市近郊に比べると交通量が少ない区間ではあるが、気象条件の厳しい日勝峠の回避ルートとして考えられている。高速道路は、交通量によって必要性の有無を判断されることが多いが、ライフライン確保のためにも高速道路が必要であるということが周知されていけば良いと思う。
(所属:中日本高速道路(株) 氏名:米本 浩也)

道東自動車道夕張・占冠間の開通は、道央圏と道東圏が高速道路で直結されるとともに、国道の日勝峠越えを回避できることで距離・時間短縮が図られるという点で、観光等に大きな効果が期待できると思う。しかし、掲載された夕張IC付近の航空写真を見ると、比較的線形も良く閑散とした国道が高速道路と並行して写っており、これだけを見た読者には、道路整備の目的がミスリードして伝わってしまうのではと、ふと感じた。
(氏名:斉藤 功次)

道東道が直結したとのことだが、地図にも入れた方がよい。また、肝心の道路写真がページの中央切れ目になっているので、レイアウトは注意が必要。
(所属:株式会社アニマトゥール弘報企画 氏名:道下弘子)

■ 第86回 台湾行政院・モラコット台風復興委員会副幹事長 台湾大学 教授 陳 振川さんに伺いました

921大震災発生時の復興の苦い経験を生かし、モラコット台風時は行政と民間とが連携し、永久住宅等の復興支援等へ変更したことがすばらしいと感じた。東日本大震災以降、想定外の事故にも対応できるよう政府、民間が協力しているところであるが、全ての災害に対しての対策を行う事は非常に長期的な取り組みになるだろう。事後対応能力強化の体制も図るべきだと思った。
(所属:東京急行電鉄 氏名:堀江 宏明)

モラコット台風の復興に取り組まれた陳教授の貴重な体験談が非常に印象に残りました。特に、粘り強く市民と対話を行って実現させた集落移転のエピソードにおいて、非常に困難な状況に置かれながらも、必ず問題を解決できるという強い信念を持って取り組まれたことが、先生の言葉から感じられました。
(所属:阪神高速道路(株) 氏名:佐藤彰紀)

行政は、災害復興時においては的確且つ迅速に復興に当たらなければならないという、当たり前のことが、日本に程近い台湾で既に実施されていることに驚いた。被災された住民とともに歩む為に地元に入っていくスキームができており、委員会と住民がNGOを通して双方に信頼し進めていくやり方は、街づくりの基本であると改めて感じた。災害復興において、阪神大震災や、今回の大震災においても復興が遅々として進まないのは、権利者の方々の調整が膨大であるからだと感じる。数ある権利者の意見を集約し、街づくりとして形にしていくのは、平時においても時間がかかる。それを台湾の復興委員会は、被災者の為に自らオープンになり、信頼を得るよう「安全の確保」と言う明確な目標を設定し、条例を制定したことは、日本では信じられない決断力と、ダイナミックさであると感じた。災害時であったからこそ出来たものもあったにせよ、社会基盤の整備と言う使命も持つ技術者が総合的な判断力を持つことの大切さを感じることが出来た記事であった。
(所属:中野区 氏名: 諸井 敬嘉)

■ 第11回 屎尿経済の謎に迫る! 澤村 康生、山崎 廉予

最近、エコやリサイクル等の循環型社会が広まりつつあるが、そのような言葉すらないであろう江戸時代における高い知恵と技術に驚きました。陸運が困難な時代に、河川を利用した水運を発展させた当時の技術に感心しました。今の時代に合わせた技術開発へのヒントを得るために、時代に合わせた当時の技術を知ることは重要な一つのポイントであると思いました。
(所属:東洋建設 氏名:山野 貴司)

下水道技術者として、我国で屎尿が肥料として使われなくなった経緯を調べたことがあります。東京や大阪などの大都市では、急速な人口増加と農地の減少、安価な化学肥料の普及により屎尿が処分の対象となりました。明治末期から大正にかけての頃です。当時、屎尿処分が社会問題として顕在化し、結果として屎尿を下水道に取り込むようになりました。近年、全国的に下水道が普及したことに伴い、肥料として使用する場合でも下水汚泥という形で利用されるようになりました。屎尿を肥料として用い、循環型社会のあり方を再考しようという試みが、新たなヒントを提示してくれることを期待します。
(所属:メタウォーター(株) 氏名:楠本光秀)

■ 企画趣旨 知花 武佳

この特集のうち,「時代を切り開いた土木技術者たち」と「土木計画の過去と今後」では,今後の土木の方向性の一つとして「教育,医療,福祉等の分野を総合化した地域対策」,「誇りの持てる社会づくり」への貢献が述べられており,深く掘り下げるべきテーマと感じた。そのためには,普段から,地域の成り立ち,すなわち歴史や文化の多様性について理解を深める必要がある。タイトルにある「土木技術」だけでなく,国づくりに関する様々な観点からの「温故知新」のシリーズ化も面白いと思う。
(所属:東電設計(株) 氏名:恒國光義)

■ 記事2 地形に根ざした社会基盤整備、地形を無視した社会基盤整備 鈴木 隆介

「地形を無視した社会資本整備」というキーワードが気になり本文を読み進めました。私も同感です。近年、人間の生活圏の広がりと土木技術の高度化が相まって、無理な地形改変を伴う社会資本整備が多くなっていると思います。無理な地形改変を行えば、災害のリスクは高まり、逆にトータルコストがアップしてしまうこともありうると思います。もう少し、自然と調和した生き方を選ぶのも良いと思います。
(所属:日特建設 氏名:田中 尚)

「敵」。鈴木氏は、地形・地質、すなわち自然のことをそう表現している。土木とは、そもそも自然との戦いのうえで成り立つものだと再認識させるに十分な、象徴的な表現で好きだ。ある人から「扇状地は戦場」ともきいたことがある。かつて流路が左右に暴れまくった扇状地という場は、まさに人間社会と自然との戦場ということだろう。このたびの震災だって、自然がくりかえす撹乱の一つにすぎるまいと考えるとゾッとするし、それに立ち向かう文明を支える社会基盤をなすのは、土木である。「温故知新」という特集テーマに照らし合わせたときに、我ら(特に、僕も含まれるつもりでいるところの若手世代)は、どのようにそんな「戦」のノウハウを学びとっていけばよいものかと、少々不安になる。鈴木氏は、明治以降のさまざまな「無視した」例を列挙する一方、「地形に根差した」例を挙げるには江戸時代まで翻っている。すると、諸先輩から継承して学んでいくだけでは無理で、史書等から探りとれということか。敵は大きく、また戦ってきた敵の大きさを知るための壁もまた高いものだと意気込みたくなる、素晴らしい記事だった。
(所属:国交省 氏名:鈴木高)

土木技術は、力で自然に立ち向う、或は力で自然をねじ伏せるという印象を一般的に与えていると思われます。本稿は、土木の枠を超えて「工学全体が自然に根ざすべきである」ことを示唆していると思われました。環境を考える下水道技術者の一人として、重く受け止めました。
(所属:メタウォーター(株) 氏名:楠本光秀)

自然の地形は、地形営力と地形物質の抵抗力との比においてギリギリの状態で安定しているとの解説は、土木施設の設計にあたり、基本的事項として認識しておかねばならないと感じました。物体が静止している状態というのは、当然ながら力と力が釣り合っている状態であり、この状態の一部が変化することは、改変の規模の大小にかかわらず全体にも影響を及ぼすことを考えなくてはなりません。小規模な土工等であってもこの基本的認識が無いままに計画施工されたものが、供用開始後に壊れやすいなどの弱点となってしまうことがあるからです。また、地形の時間的な変化(特に未来)を読むことは、正直難しい面もあるのですが、社会資本ストックをいかに長持ちさせるかを特に考えなければならない昨今においては、重要になってくると思います。
(所属:福島県 氏名:小林元彦)

■ 記事4 時代を切り開いた土木技術者たち 北河 大次郎

近代土木技術者の考えは、時代が流れた今でさえ、色あせることなく、我々の教訓になるべきことが多々あると思います。記事に記載されているように、「土木は総合の分野」であることから、専門性の追及だけでなく、他の分野にも積極的に視野を広げることで、私たち技術者側の目線だけで物事を進めるのではなく、日ごろ利用されている多数の利用者側の目線で物事を考え、先人たちが気づきあげてきた事業を「ムラ」と思われないよう努めていきたいと思います。
(所属:東京急行電鉄(株) 氏名:勇 龍一)

この特集記事を読んで、土木技術者のあり方について改めて考えさせられました。記事内容は多面的なものとなっており、土木という分野の広さを再認識できました。特に、記事4の「時代を切り開いた土木技術者たち」に記載されていた、18世紀イギリスのルナーソサエティーについては、シビルエンジニアの有るべき姿として深く感銘を受けました。現代もIT技術を中心として、様々な分野での技術革新が進んでいます。しかしながら、我が国の技術分野に閉塞感が感じられるのは何故か?組織および技術の縦割りにより、個々の分野の技術が効果的に社会に還元されていないことが、原因のひとつにあるのではないでしょうか?我々土木技術者は、総合性の分野の役割を担う技術者として、より一層社会で活躍して行かなくてはならないと強く思いました。
(所属:開発設計コンサルタント 氏名:野嶋 潤一郎)

どちらも土木技術者の原点、あるべき姿についてご自身の経験や歴史から述べられており、どんな時代でも技術者魂は受け継がれなければならないとの思いを強くしました。しかし一方ではその技術者魂をどう実際の社会貢献に繋げるかという議論が不足しており、物足りなさも感じました。懐古主義と誤解されるかもしれませんが、現在は田中豊先生が30代半ばで関東大震災からの復興に腕を振るわれた時代とは異なります。往時の、技術者魂を率直に表現できるシステムが技術者に良い影響を与えていたという側面もあるのではないでしょうか。機会がありましたら、個々人の技術者魂と社会を繋ぐシステムについて一体として議論した記事を拝読したいと思います。
(所属:(株)大林組 氏名:海老塚 裕明)

■ 記事2 「宮城県震災復興計画」と「宮城県社会資本再生・復興計画」について 橋本 潔

宮城県に限らず三陸沿岸地域の復興計画モデルは、住宅エリアを高台に配置した高台移転構想をベースに考えられているものが多いと思います。このことは、「人命」を最優先に考えた結果であると思いますが、明治、昭和にも大規模な津波災害に見舞われた当該地域においては、過去の復興の歴史においても、高台移転を行ったにも関わらず、漁業を中心とする生業ゆえに数年後には海岸近い低地部に原地復帰し、再度、津波被害に遭ってしまったという苦い経験を持つ地域もあります。頻発して発生する可能性の低い津波災害よりも生活の礎となる生業の優先、津波による教訓の退廃等が結果として主な原因であったようです。 このことから、同じ過ちを二度と繰り返さないためにも、復興計画の主軸がインフラ整備に傾向した内容にならないよう、計画の推進に際しては住民との合意形成を十分に行って頂くとともに、「住民の防災意識の向上」や「津波の教訓をどのようにして維持し続けるか」についても今後の重要課題とし、復興計画と並行して検討が必要であると考えます。
(所属:(財)日本水土総合研究所 氏名:高橋 直樹)

■ 1月号震災特集を終えて…坂井 康人

この特集で,各自治体の復興の考え方の詳細を知ることができた。そこでは,生活の復旧と沿岸地域の安全の確保が急がなければならない一方で,高台移転などに伴う街や地域の再編といった難しい課題があることを認識した。阪神淡路大震災のように,生活の復旧が「復興」,飛躍かもしれないが経済の再生に近いものとは幾分異なるように思われる。そこには,「つながり」(復興会議)や「ローカルなコミュニティに基盤をおいた地域づくり」(広井良典氏)の観点がより重要であるように考えられる。土木分野としての安全への取組みのみならず,地域づくりについても広く考えることがあるように思う。後記にあるように,学会誌に震災の記録を残すことに加えて,地域づくりについても伝えていくことも必要ではないだろうか。
(所属:東電設計(株) 氏名:恒國光義)

未曾有の大震災から早くも10ヶ月が経過し、被災された自治体におかれては、少しずつそして確実に未来に向かって前進していることと思います。 そのような状況において、専門誌である土木学会誌は、この歴史的な大震災の記録を残すとともに、学会誌だからこそできる情報発信を続けていくことが責務だと私は考えます。 平成24年は復興元年とも言われており、被災地におかれては新たな局面を迎える年になると思います。そんな、被災地のそれぞれの歩みを、土木学会誌は土木という視点を通じて記録として残すとともに、様々な情報発信を続けていただきたい。
(所属:(株)オリエンタルコンサルタンツ 氏名:中村慶之介)

■ 世界防災機構を被災地に設立 石渡 幹夫

大震災の経験を踏まえ、被災地において世界で中心的な役割を担う防災機構を設立することは、現在であれば関係各国の理解を得やすいのではないかと思います。しかしこれは、復旧・復興作業と平行して行い、早期に国や地域のコンセンサスを得ることが重要となり、時間の経過とともに構想倒れになる可能性も秘めていると考えます。しかし大震災後の現実を直視した場合、福島などはフクシマと横文字になってしまった。もはや以前の福島県ではない。今回の大震災を後世に伝える点からも国際的な防災研究・開発機構として設立され、福島第一原子力発電所の廃炉を含めた防災新技術、海溝型地震津波に関する防災新技術などをハード面、ソフト面において創造して欲しいと切に願います。
(所属:高山運輸建設 氏名:高澤謙二)

■ 国道45号 気仙大橋 仮橋設置工事 本多 將人

震災後という状況下の中、わずかな期間にもかかわらず当初の施工方法を見直すことが出来たのは、現地の状況を把握している会社だからこその強みであると感じました。施工方法を見直す中で、桁の架設方法だけでなく、資材の確保、資機材の運搬方法についても、工期短縮するためのリスクの抽出・リスクマネジメントされたことにより、工期を大幅に短縮したにもかかわらず、無事故で竣工することができたのだと思います。また、他の現場においても、早期の復旧・復興に向けて、当該現場でスムーズな施工が出来たように、行政、施工者の適切な協議・連携をすることが重要であると思いました。
(所属:東京急行電鉄(株) 氏名:勇 龍一)

■ 企画趣旨 大内 雅博

記事の小見出しに、民間企業やNGOの連携とその効果と言うものがあった。復旧・復興にスピードが求められる中、いかに効率的に被災者の要求を満たすことが可能であったかが記載されていた。特に台湾国内の世界的な企業が真の社会貢献を果たしている点について、株主に対する説明責任もあるかも知れませんが、日本も見習うべき部分ではないかと思いました。
(所属:高山運輸建設 氏名:高澤謙二)

■ 陳 振川さん「この人に聞く」(後編)[聞き手]許 鎧麟、柯 武徳、大内 雅博陳 振川さん

他国の災害復旧事例にスポットを当てた内容は、昨今の日本の状況の中、とても興味深く、当記事の他、「PHOTOREPORT」、「この人に聞く」など連動した企画により、深堀りした内容が読めたところも非常に良かった。 昨年は日本でも地震や台風といった災害があったが、災害被害に対しての迅速かつ有効な復旧プロセスは、日本は見習うべきところがあるように思う。また、陳氏の社会に対する真摯な姿勢やものごとの実行力は、土木に携わる一個人としての私としても見習っていきたいものである。
(所属:電源開発(株) 氏名:小林憂三)

■ 復興計画の実現に向けて(国の視点)甲村 謙友

東日本大震災対応の業務を国より委託されて行っていますが、やはり進捗はよくありません。震災直後の応急復旧までは、早かったと感じていますが、その後の復旧・復興については、大至急で現地調査を行ったにもかかわらず、その後の復旧・復興の方針・方法を決めるのに時間がかかっているのが現状です。技術的には難しいものでないにもかかわらずです。現行の仕様・基準との整合、他地域との整合、また会計検査等をにらんだ平常時の考えでことを実施しているからではないかと思います。やはり今回の大震災は特別であるとの主導を元に、重要度を考慮して、復旧・復興方針が決まったところから進めていかないと遅れるばかりと思います。大災害時の対応が国レベルでもできていないのが現状と思います。
(氏名:金原義夫)

■ 都市計画・まちづくりと防潮堤 中井 祐

100年に一度起きるかどうかの災害に対応するために相応の建設費と維持管理費、その後の改築費をかけて、それに耐えうるインフラ整備をするのか、それとも残りの99年と364日をいかに豊かに生きるのかを優先するのかという非日常と日常の論理をいかに組み合わせて整備していくのかという難問に土木技術者は取り組んでいる。言い替えると、一生に1回くるかどうかわからない津波のために莫大な費用をかけて高く整備された威圧感のあるコンクリートの陰で暮らすのか、危険を顧みても日々、漁に出るのに便利な海の近くでくらすのか。インドネシアのアチェでは、津波後は高台で暮らしていたが時間の経過とともに住民は災害のことを記憶の隅に追いやり、主として漁に出るのに便利な海の近くで住んでいるらしい。別の例でいうと、いつ地震が起きるかわからない活断層の上に住んでいる人は、その地域を離れなければいけないのだろうか? 人間の力では、自然の力を抑制することは出来ない。トンネル工事で水とケンカしてはいけないと同じ理屈である。私は、防潮堤の高さ問題について、いくら高くしても安全ではないと考えている。人間の予測力では計り知れない自然の力が「想定外」に発生するからである。私は、まちづくりにおいては防潮堤の高さを主とした問題にするのではなく、人間本意に考え、住民がこの地域でどのように暮らして生きたいかを最優先に検討してすべきであることは間違いない。私自身、この問題に対して答えが見つからない。
しかし、この時代に生きる技術者として、精一杯見守っていきたいと考えている。
(所属:阪神高速道路(株) 氏名:山田清敬)

■ 委員会報告 「2011年度土木学会デザイン賞」授賞作品の決定と受賞者プレゼンテーションのご案内 真田 純子

本質的でないことを記す。記事中で明示的に語られていないが、最優秀賞の該当が今回はゼロだったということばかりが頭にひっかかる。私はここ2〜3年、プレゼンテーションを必ず聴講してきたが、最優秀賞の該当がないときくと、今年の聴講もためらってしまうほどだ。本当はそれも変な話で、本来賞などというものは事業やその成果をある側面からみたときの成果でしかない。現場での苦労や工夫はどんな事業であっても余りあるはずであり、だからこそ応募者は応募した作品なのであろうから、聴きに行けば学べることは数多のはず。――そう考えようとするものの、やはり「賞」という格付けの与える先入観は大きいらしく、思わずためらってしまう自分がいる。賞とはよくも悪くも強い存在だなぁと、ふと思い知る。
(所属:国交省 氏名:鈴木高)

■ その他・意見等

学会誌の原稿は「よみもの」なのか「論文」なのか・・・。内容によって異なると思われるが、「よみもの」の場合はタイトルとリード、中見出しは内容を凝縮して工夫すべきと考える。
(所属:株式会社アニマトゥール弘報企画 氏名:道下弘子)


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