土木学会誌12月号モニター回答
学生のページ 海外に羽ばたく

 実際に海外で仕事をされた方の言葉は重い。特に、「決して一方的な関係ではなくgive & takeの関係」が必要だという言葉が、私にはずっしりと重かった。先進国と途上国という立場の違いが、技術者同士のスムーズなコミュニケーションを妨げる要因になることは、容易に想像できる。それは土木技術の分野に限らず、あらゆる分野に共通のことだと実感している。「海外と張り合う」というサブタイトルの主旨がよく伝わらなかったが、たいへん興味深い記事であった。
(京都精華大学 角野有香)

 学生のページということもあるのか,とても読みやすく,しかし読者として聞いてみたい事項は,しっかりと書かれており,とてもためになる記事だと思いました.最近では海外で仕事をする知り合いも多く,彼らから聞く話や思い出しながら読み進めていくと,塩田氏のお話が一つ一つが至極当然のように思えました.
(東京工業大学大学院 渡邊学歩)

 21世紀では,さらに一層海外での仕事あるいは世界の人々との接触すべき時期が増えることが予想される.若い人達も含め土木技術関係者は,それに関連する技術はもちろん,海外の文化や他の民族に関する情報も数多く入手すべきであろう.
 今回も若い人の観点からの質問もあり,老人の部類に入った私も興味深く読ませてもらった.今後もこのような海外でも活躍される方を数多く紹介されることを望む.
(福山大学 梅田眞三郎)

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